2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
シングルのリリースはあったものの、2018年7月現在、未だに復活後のオリジナルアルバムが発表されていません(*)。過去の名盤たちを超える作品を作るために時間をかけているものと信じて待っていたいですね。
(*)追記:『9999』が2019/4/17に発売されました!
今回は、アルバム『PUNCH DRUNKARD』の8曲目、『エヴリデイ』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『エヴリデイ』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | エヴリデイ |
演奏時間 | 5:02 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『エヴリデイ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PUNCH DRUNKARD | 8 |
オリジナルアルバム『PUNCH DRUNKARD』の8曲目に収録。
※『エヴリデイ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
少々しっとり目のミドルテンポな楽曲、『エヴリデイ』。
オリジナルアルバム『PUNCH DRUNKARD』収録曲ですが、このアルバムはとにかく攻撃的な楽曲が多いので、本作『エヴリデイ』のような作品はちょっと異色な感じがします。
前作『SICKS』とか前々作の『FOUR SEASONS』辺りに収録されていそうな雰囲気です。
しっとり目ながらもサビの開放感があるという聴き心地に焦点を当ててみると、メジャー2ndアルバムの『EXPERIENCE MOVIE』収録の名作『フリージアの少年』っぽくもあるなと感じます。
“everyday”という英語表記ではなく、カタカナで『エヴリデイ』と表記する曲名がいいですよね。
“everyday”も『エヴリデイ』も”毎日”という意味を指すわけですが、”everyday”という表記にはどこか能天気さがありません?演奏時間3分半程度の軽めなJ-POP感が漂う字面といいますか。地に足のついていない”毎日”、全くの他人が歩んでいる”毎日”のような感じがします。
一方でカタカナ表記の『エヴリデイ』という文字列には、楽曲通りのしっとり感がありますよね。”everyday”にはない、ドロっとした感覚。一人称の”毎日”。リアルな生活を送る上で避けようのない“疲れ”のようなものがこの文字列に込められているような気がするのです。
この感覚は私が日本人だから感じるものなんでしょうかね。
英語圏の人ならば”everyday”という文字列を目にしたとき、私が『エヴリデイ』という文字列を見たときと同じようにリアルな生活を想像して、それなりの哀愁のようなものを感じるのでしょうか…。
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『エヴリデイ』収録アルバムレビューリンク
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