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【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/LOVERS ON BACKSTREET

投稿日:2017年5月29日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

バンド名からして皮肉たっぷりですが、楽曲もバンド名に負けず劣らずの皮肉な内容が多いです。ただ、しっかり芯を捉えた言葉は胸にとっても響きます。ギラギラしたサウンドと相まってクセになる魅力があります!

今回は、『Bunched Birth』の4曲目、『LOVERS ON BACKSTREET』レビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

backstreet

『LOVERS ON BACKSTREET』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名LOVERS ON BACKSTREET
演奏時間6:01
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉
編曲THE YELLOW MONKEY

演奏時間6分越えの大作です。

『LOVERS ON BACKSTREET』収録アルバム

アルバム名トラック#
Bunched Birth4
TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (act II)11
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 2)1

インディーズアルバム『Bunched Birth』の4曲目です。

また、ベストアルバム『TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY』、『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』にも収録されています。こちらは再録版です。

※『LOVERS ON BACKSTREET』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

本作『LOVERS ON BACKSTREET』を初めて聴いたのは、『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』に収録されている、再録版のほうでした。

いやぁ、かっこいいですよねぇ…。個人的には、『THE YELLOW MONKEY』の中でも1位、2位を争うかっこいい曲だと思っています!

縦を合わせて刻むイントロと長めのギターソロが当時からのお気に入りで、ヘビーローテーションしてました。

ヘビーローテーションを続ける中で、今度は歌詞の世界観の魅力にも憑りつかれていきまして。『LOVERS ON BACKSTREET』、直訳すれば、”裏通りの恋人たち”といったところでしょうか。この曲名から連想する通り、”身体を売る女性”を主人公にした歌です。

この、”身体を売る女性”の自暴自棄な生き方それでも尚、群がる男に慈愛を与えようとする姿がドラマチックに表現されていて、本当に名曲です。

2回目Aメロの出だしのところは吉井和哉じゃなきゃ出てこないフレーズではないでしょうか。自暴自棄感がストレートな言葉で表現されています。

一方、サビの最後の「あなたにも…」で始まるフレーズに一瞬の慈愛を感じます。「あなたに」ではなく「あなたに」というのがいいですね。きっと、これまで関係を持った男一人一人に対する言葉なのでしょう。

ファン投票で収録曲が決まったアルバム、『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』には収録されませんでしたが、『LOVERS ON BACKSTREET』は『THE YELLOW MONKEY』を語る上で欠かせない1曲だと思います!

復活後に『THE YELLOW MONKEY』に興味を抱き、『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』から入った人には是非とも聴いてほしい1曲です!

以下、『Bunched Birth』のAmazonリンクです。『Bunched Birth』のジャケットを表示させるとGoogle先生に怒られそうなので、文字リンクの配置とさせてください。

BUNCHED BIRTH (Amazonリンク)

Amazonで試聴できます。

『LOVERS ON BACKSTREET』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。
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