2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね!
これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すことで、必ずしやこれまでの名盤、名曲を超える作品を生み出していってくれることでしょう!
今回は、アルバム『8』の12曲目、『メロメ』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『メロメ』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | メロメ |
演奏時間 | 4:54 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | 吉井和哉 & JON JACOBS & DAVID MAURICE |
編曲が『THE YELLOW MONKEY』ではなく、”吉井和哉”と外部の方になっている、珍しい曲。
『メロメ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
8 | 12 |
アルバム『8』の12曲目に収録。
※『メロメ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
編曲に『THE YELLOW MONKEY』のクレジットがない通り、バンドらしさの無い1曲です。全編ピアノとストリングスを軸にした曲になっており、ボーカルの吉井和哉以外のメンバーは出番のない1曲と言えるかもしれません。
そのため、『THE YELLOW MONKEY』名義の曲でありながら、吉井和哉のソロ曲のように捉えられ、バンドそのものを愛するファンからは不評を買ったんじゃないかなと推測します。
ただ、そういった先入観を抜きにして、純粋な作品として本作『メロメ』を見ると、かなり完成度の高い1曲なのではと思います。私は『メロメ』を初めて聴いたときから個人的名作に認定しておりました 笑。
月並みな表現ですが、とにかく歌詞が素敵!
頭からお尻まで、どこを切ってもすばらしい言葉の選択で埋め尽くされています。自虐的な感じと切なさがいいバランスで配合されているのがツボですね。
特に1番の2回目Aメロ、「天道虫」のくだりは最高です!
「天道虫」とその”背中の模様”を使って、言い知れぬ寂しさを表現しています。こんな表現を思いつくなんて、聴いていて惚れ惚れしてしまいます。私が知らないだけで、何か他の文学作品から引用したんじゃないかと思うくらい、詩的で斬新な言葉選びだと思います。
そして、『メロメ』という曲名、これも本作にピッタリの言葉ですね。
歌詞を聴いても『メロメ』が何を指しているのかわかりませんが、この曲で表現している感情に『メロメ』と名付けたのかなと、私はそう思っています。
ピアノとストリングスを軸にしたアレンジと、素敵な歌詞が組み合わせって表現される世界、それが『メロメ』なんじゃないでしょうか。
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『メロメ』収録アルバムレビューリンク
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