エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。
エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。
このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!
今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『夜汽車』のレビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『夜汽車』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | 夜汽車 |
演奏時間 | 4:23 |
作詞 | 鬼龍院翔 |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
『夜汽車』という、普段使わない単語が曲名になっています。意味としては”夜行列車”と同義です。
なんとなくですが、『夜汽車』という言葉の方が”夜行列車”よりもサスペンスな香りを感じます。
『夜汽車』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アルバム | 4 |
『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の4曲目収録です。
※『夜汽車』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
三拍子のスローテンポでレトロな雰囲気が漂う1曲、『夜汽車』。
まぁ、なんと言えばいいのでしょう…この『夜汽車』、私が知っている『ゴールデンボンバー』の中で、最も地味な曲という印象です。
いつものV系風バンドサウンドではなく、ピアノやストリングスを軸にして、ちょっと古臭く加工したサウンドになっています。これがレトロな雰囲気でいい味を出しているのはわかるのですが、インパクトという観点では物足りなく、結局のところ地味という印象に着地してしまいます。聴き心地としては、ポップソングというより、映画のサントラ辺りの方が近いかもしれません。
歌の内容も、『ゴールデンボンバー』にしては真面目ですね。いつもの気の利いた視点のおふざけがありません。これも『夜汽車』が地味な印象である一因でしょう。
…深読みのしすぎかもしれませんが、レトロな雰囲気の曲調で真面目な歌を『ゴールデンボンバー』が歌うというのが、彼らなりの一つのおふざけだったりするのかなと思ったりもします。”アルバムにこんな曲も入れちゃうよー”っていう感じで。
確かにV系風バンドサウンドの曲ばかりでアルバム1枚を聴かすというのは難しのかもしれません。しかし、それだとしてもこの『夜汽車』はちょっと地味過ぎかな。。。製作者には大変申し訳ないですが、アルバムを聴いていて飛ばしちゃうことの多い1曲です。
Amazonで試聴できます。
『夜汽車』収録アルバムレビューリンク
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー