個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】ゴールデンボンバー/酔わせてモヒート

投稿日:2017年9月6日 更新日:

エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。

エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。

このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!

今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『酔わせてモヒート』のレビューです。

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

cocktail

『酔わせてモヒート』の全体概要

基本情報

アーティストゴールデンボンバー
曲名酔わせてモヒート
演奏時間4:18
作詞鬼龍院翔
作曲鬼龍院翔
編曲tatsuo & 鬼龍院翔

12thシングルの表題曲。もちろんインディーズ。

『女々しくて』で『ゴールデンボンバー』が世に知れ出した頃の曲で、オリコン週間ランキングで3位を獲得しています。

『酔わせてモヒート』収録アルバム

アルバム名トラック#
ゴールデン・アルバム5

『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の5曲目収録です。

※『酔わせてモヒート』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

詞といい曲といい、非常に『ゴールデンボンバー』らしい1曲、『酔わせてモヒート』。

この、耽美的な香り漂うV系風サウンドは、『ゴールデンボンバー』の十八番ですね。

今風のテクニカルでおしゃれなアレンジとは真逆なんですが、たまにはこういうコテコテのV系サウンドもいいものです。メロディーもわかりやすくて、素直にテンション上がります 笑。

曲の内容も『ゴールデンボンバー』お得意の“女々しい男”をコミカルに表現したものになっています。そういえば、『ゴールデンボンバー』の曲って、8割くらい”女々しい男”を歌っているような気がしますね。

そういう意味では、これをずばり曲名に据えた『女々しくて』が突出して知名度を獲得したのも納得。

本作『酔わせてモヒート』、カラオケでも盛り上がりそうな曲なんですが、いかんせん『女々しくて』が有名過ぎるのが難点。『女々しくて』ではなく『酔わせてモヒート』を選曲しようものなら”ゴールデンボンバー選んでおいて、なんでその曲?”なんて反応になりそうなのが怖いです 笑。

なんというか、クオリティは高いのに『女々しくて』の陰に隠れてしまったかわいそうな楽曲という印象のある本作『酔わせてモヒート』。

でも、『ゴールデンボンバー』らしさの光る1曲なのは間違いないので、このバンドに興味のある方は一聴の価値ありです!

イクゾー!!

『酔わせてモヒート』収録アルバムレビューリンク

※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/SCARS

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/THE LAST CRY IN HADES (NOT GUILTY)

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 このバンドが活躍していた90年代後半から00年代前半頃はまだ”中二病”という言 …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/HUMAN GATE

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンドで知的で過激。当時の10代リスナーはある種の選民思想を抱きながら『PIERROT』の …

【個別楽曲レビュー】黒夢/YA-YA-YA!

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 ヴィジュアル系にカテゴライズされるイメージがありますが、その音楽性はアルバムをリリースする度にガラッと変わっており、一つのジャンルで …

【個別楽曲レビュー】黒夢/BABY GLAMOROUS

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。