2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
再始動前の2009年、『LUNA SEA』のリードギターを担当するSUGIZOがHIDEの後継として『X JAPAN』に加入したことも大きな話題になりました。ヴィジュアル系の歴史を作った2大バンド両方に席を持つって、冷静に考えるとすごいことです。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『FACE TO FACE』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『FACE TO FACE』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | FACE TO FACE |
演奏時間 | 4:44 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
「FACE TO FACE」は”対面”という意味の熟語。
何に対面するかって?もちろん宇宙(cosmos)です。
『FACE TO FACE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
MOTHER | 3 |
オリジナルアルバム『MOTHER』の3曲目に収録。
※『FACE TO FACE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ヘビーなリズムで聴かせる1曲、『FACE TO FACE』。
スローテンポな楽曲ですが、こういう曲をかっこよく仕上げられるのが『LUNA SEA』なんですよね。
特に、ベースがすごくいい仕事していると思います。
ギターリフならぬ“ベースリフ”がかっこいいです。曲を通して一番動いているメロディーを弾いているのはベースなんじゃないかと思うくらい。それでいて、聴いている方は口ずさんでしまえるほどキャッチーでリズミカルなリフになっているんですよね。
ベースとドラムのリズム隊がしっかり楽曲の骨子を形成し、ギターは効果音的に雰囲気を作り出すという、『LUNA SEA』ならではの楽曲ですが、この手の楽曲の先駆けになったのが本作『FACE TO FACE』ではないでしょうか。
少なくとも、以前のアルバム『IMAGE』や『EDEN』には『FACE TO FACE』のような楽曲は収録されていなかったと思うので。
本作『FACE TO FACE』はベストアルバム未収録の非シングル曲ですが、アルバム『MOTHER』で『FACE TO FACE』を完成させることができたからこそ、今に通じる『LUNA SEA』の楽曲のイメージが確立したように思います。
それはつまり、“ナルシスティック”で“宇宙的”という『LUNA SEA』の世界観の表現方法が『FACE TO FACE』で見つかったんじゃないかな、と感じているというわけです。
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『FACE TO FACE』収録アルバムレビューリンク
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