2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を打ち出したのは、このバンドではないでしょうか。『X JAPAN』と並び、後輩バンドへ大きな影響を与えたヴィジュアル系バンドの大御所です。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『gravity』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『gravity』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | gravity |
演奏時間 | 5:35 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
12thシングル。
『LUNA SEA』のシングル曲にしては珍しく、すべて小文字表記のタイトルが付けられています。
『gravity』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
LUNACY | 3 |
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜 | 3 |
SLOW | 10 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 1) | 12 |
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 1) | 4 |
オリジナルアルバム『LUNACY』の3曲目に収録。
そしてベストアルバムの常連作品。
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※『gravity』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
歌詞を見るに、”雨”がテーマになっていると思われる1曲、『gravity』。
雨粒が地面に吸い寄せられていく様子から連想して、”gravity(重力)”という曲名がつけられたのでしょうかね。
かっこいい曲の多い『LUNA SEA』ですが、本作『gravity』は本当に神曲。
この曲を作ってしまったから『LUNA SEA』は一度解散を選んでしまったんじゃないかと思うくらい、おそろしく完成度の高い1曲。
ただただ、全パートかっこいいです。ギターもベースもドラムもボーカルも、それぞれが完璧なピースとなって『gravity』を作り上げています。
聴き始めは美しいギターアルペジオに耳を奪われるんじゃないでしょうかね。私もそうでした。
ただ、何度か聴いていると、右チャンネルでガシャガシャやってる歪んだギターや、うねるようなベースの存在の大きさに気づき始めて、なんというか、バンド全体でこの美しい音楽空間を作りだしているってことがわかると、もう、『gravity』の虜になっていました 笑。
バンドアンサンブルの芸術です!
それから『gravity』、歌詞も好きです。
『LUNA SEA』の楽曲、私はバンドの音を楽しむ聴き方をしていて、あまり歌詞の方に興味を持っていませんでしたが、本作『gravity』の2番Bメロ終わり、「ガラスの翼でも…」ってところは私のツボでした。”いいこと言うな~”って 笑。
そんな超絶怒涛の名作『gravity』ですが、ライブ版ではさらにもう一歩先に行っています。
CD音源はフェードアウトして楽曲が終わるのですが、ライブではCDに無いエンディングを付けて終わるんですね。
このライブ専用の終わり方がおそろしくかっこいいです。
個人的にはFINAL ACTの『gravity』がおススメ。
鳥肌モノです。
『gravity』収録アルバムレビューリンク
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