2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を打ち出したのは、このバンドではないでしょうか。『X JAPAN』と並び、後輩バンドへ大きな影響を与えたヴィジュアル系バンドの大御所です。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『LOVE SONG』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『LOVE SONG』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | LOVE SONG |
演奏時間 | 7:11 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
14thシングルであり、終幕前のラストシングル。
『LOVE SONG』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
PERIOD 〜THE BEST SELECTION〜 | 1 |
SLOW | 12 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 1) | 12 |
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 1) | 13 |
オリジナルアルバムには未収録で、全てベストアルバムでの収録となっています。
※『LOVE SONG』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『LOVE SONG』は演奏時間7分を超える大作バラード。
ただ、後半3分間はラララと連呼するパートなので、Aメロやサビがある歌らしい部分は実質4分程度。
『LUNA SEA』サイドが意識しているかはわかりませんが、この構成は『The Beatles』の名曲『Hey Jude』と似ています。
本作『LOVE SONG』、2000年の終幕前のラストシングルだけあって、バンドの終わりを悲しむファンに向けた歌詞のように聴こえます。長髪を振り回して”カカッテコイ!!”と言っていたRYUICHIからは想像もできないほど「愛」に満ち溢れています。
そういう意味では、『LUNA SEA』と『河村隆一』との境界が曖昧な楽曲と言えるかもしれません。ボーカル以外のバンドアンサンブルは間違いなく『LUNA SEA』のそれではあるのですが、リスナーの耳に一番飛び込んでくるボーカルの歌い方と歌詞が『河村隆一』なんですよね。
もしかして、“『LUNA SEA』が終わっちゃうの、仕方ないってわかるでしょ?”ということをファンに伝えるために、わざとこうした楽曲をラストシングルに据えたのでしょうか…。
…と、変な邪推をしてしまいましたが、2010年の復活後に改めて『LOVE SONG』を聴いてみると、普通に良い曲です。
7分という長さなのでヘビロテする気にはなりませんが、たまに引っ張り出して聴いてみると、意外と良い曲だなって思えます。
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『LOVE SONG』収録アルバムレビューリンク
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