今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。
音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そんなV系バンドの中でも”魅せ方”という点で特に異端な存在を放っていたのが『MALICE MIZER』。度重なるメンバー入れ替えの末、2001年に活動を休止しました。
今回は『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』の個別楽曲レビューです。
※『MALICE MIZER』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/MALICE MIZER
目次
『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』の全体概要
基本情報
アーティスト | MALICE MIZER |
曲名 | ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜 |
演奏時間 | 5:33 |
作詞 | Gackt.C |
作曲 | Mana |
編曲 | MALICE MIZER & 島田陽平 |
記念すべきメジャー1stシングル。
アルバム『merveilles』収録曲の中で最も演奏時間の長い作品でもあります。
『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
merveilles | 3 |
La Collection des Singles | 1 |
La Meilleur Selection de MALICE MIZER | 9 |
オリジナルアルバム『merveilles』の3曲目に収録。
また、ファン投票によって選曲されたベストアルバム『La Meilleur Selection de MALICE MIZER』にも収録されています。
※『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『MALICE MIZER』のメジャー1stシングル『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』。
さすがメジャー1stシングル、気合が入っています!
オルゴールとバンドサウンドの往復、変拍子、転調等々、もう、いろんなこと詰め込みまくりです 笑。
リーダーのMana様が作曲を担当していることもあり、『MALICE MIZER』のやりたい音楽を妥協無く実現したというところでしょうか。
バンドサウンドパートもクラシックっぽいアレンジで結構独特な絡み方をしています。
ツインギターといえば片方がコード弾きでもう片方がアルペジオ、なんていうのがテンプレかと思うのですが、本作『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』はツインギターがそれぞれ異なるメロディーを奏でているんです。これがクラシックっぽい!
とはいえ、本作『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』、アルバム『merveilles』の中では一番バンドっぽい音が聴ける作品になっています。
まぁ、そもそも『merveilles』の他の楽曲がギター放り投げすぎなんですが 笑。
『ヴェル・エール 〜空白の瞬間の中で〜』収録アルバムレビューリンク
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