宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。
2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと、復活の香りを感じる出来事に再始動を期待してしまいますね。
今回は、『PIERROT』の楽曲、『満月に照らされた最後の言葉』のレビューです。
※『PIERROT』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PIERROT
『満月に照らされた最後の言葉』の全体概要
基本情報
アーティスト | PIERROT |
曲名 | 満月に照らされた最後の言葉 |
演奏時間 | 3:30 |
作詞 | キリト |
作曲 | アイジ & 潤 |
編曲 | Pierrot |
ギター担当のアイジと、同じくギター担当の潤による共作。
本作『満月に照らされた最後の言葉』がアルバム『パンドラの匣』収録曲の中で最も演奏時間の短い楽曲になります。
『満月に照らされた最後の言葉』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
パンドラの匣 | 6 |
DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律- | 9 |
インディーズアルバム『パンドラの匣』の6曲目に収録。
そして再録ベストアルバムの『DICTATORS CIRCUS -奇術的旋律-』では9曲目に収録されています。
※『満月に照らされた最後の言葉』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
イントロのスピード感溢れるツインギターが気持ちいい楽曲、『満月に照らされた最後の言葉』。
本作『満月に照らされた最後の言葉』のイントロは左右のチャンネルでそれぞれのギターが別々のフレーズをチャカチャカやってるんですが、このツインギターの絡み方はV系バンドのお得意技ですよね。
これはやはり芸術的なツインギターの絡み方を発見した『LUNA SEA』の影響が大きいのかなと感じます。本作『満月に照らされた最後の言葉』もオリジナリティに富んだ作品ではあるのですが、イントロのツインギターの絡み方は、どことなく『LUNA SEA』の『TIME IS DEAD』っぽい気もしますし。
そんなわけで、いわゆるV系の王道っぽい楽曲が好きな方であれば、本作『満月に照らされた最後の言葉』を楽しんで聴けるのではと思います。
『PIERROT』のコアなファンの方にとっては…どうなんでしょうね。ちょっと変態成分が足りないと感じたりするのでしょうか。
私は学生時代に割とガッツリ『PIERROT』にハマった口ですが、けっこう本作『満月に照らされた最後の言葉』は好きです。
『パンドラの匣』という味付けの濃いアルバムの中、サッパリ目だけど味ははっきりしているサラダ的なポジションとして本作『満月に照らされた最後の言葉』を楽しんでいます。
『満月に照らされた最後の言葉』収録アルバムレビューリンク
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