日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成は衝撃的な出来事でしたが、それから10年以上経つものの、オリジナルアルバムが1枚もリリースされないのがもどかしくもあり、『X JAPAN』らしくもある、そんな気持ちです 笑。
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『Forever Love』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『Forever Love』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | Forever Love |
演奏時間 | 8:39 |
作詞 | YOSHIKI |
作曲 | YOSHIKI |
編曲 | X JAPAN |
メジャーデビュー後の12thシングル。CLAMP原作のアニメ映画”X”の主題歌にもなりました。
本作『Forever Love』は様々なバージョンが存在しますが、基本的に”Single Ver.”に焦点を当ててレビューしていきます。
『Forever Love』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
DAHLIA | 10 |
BALLAD COLLECTION | 1, 9 |
Singles 〜Atlantic Years〜 | 7 |
PERFECT BEST (Disc 2) | 4 |
X JAPAN BEST 〜FAN’S SELECTION〜 (Disc-2) | 3 |
THE WORLD 〜X JAPAN 初の全世界ベスト〜 (DISC 1) | 7 |
メジャー3rdオリジナルアルバム『DAHLIA』の10曲目には”Acoustic Version”にて収録。また、『BALLAD COLLECTION』の9曲目は”Last Mix”で収録されています。
その他は”Single Ver.”での収録です。
※『Forever Love』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『X JAPAN』の楽曲の中で、一位、二位の知名度を争う楽曲、『Forever Love』。説明不要な国民的バラードです。
…と思っていますが、若い人にとってはそこまで浸透していないかもしれません…。『Forever Love』の知名度アップに貢献するほどこの楽曲を多用していた某政権のことさえ、既に歴史の1ページでしょうからね…。
それから、知名度と売り上げ枚数は必ずしも比例するわけでは無い、という例の一つが、本作『Forever Love』ではないでしょうか。『X JAPAN』のシングル売り上げ枚数を見ていくと、『Forever Love』は実は上から4番目の規模になります。
バラード楽曲という括りで見ても、『Tears』や『Say Anything』の方が『Forever Love』より売り上げ枚数が多いという結果です。『Forever Love』はいくつかの再発版があるのですが、それらを含めても、やはり『Tears』の売り上げ枚数の方が多いようです。
ただし、知名度という観点では、『Forever Love』の圧勝なのでは、と思います。
楽曲自体は説明不要なくらい有名ですが、『X JAPAN』のバラードとしては珍しく、初っ端のイントロからドラムが入って来るんですよね。
『X JAPAN』のバラードは、ピアノ、ストリングスを中心にしっとりと始まり、1番Aメロ以降にドラムなどが入って来て盛り上がるというパターンが多いので、『Forever Love』の楽器の使われ方(特にドラムの入って来るタイミング)は、意外とイレギュラーなパターンなんです。
本作『Forever Love』、『X JAPAN』の他のバラードとの細かい違いまで聴き比べてみるのもおもしろいですよ。思わぬ発見があるかもしれません。
Amazonで試聴できます。
『Forever Love』収録アルバムレビューリンク
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