日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。
YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを虜にした楽曲、どこを切り取っても、もはや芸術とまで呼んでしまえそうな、そんな唯一無二のバンド。
2007年の再結成とその後の世界進出で、解散前よりもパワーアップした『X JAPAN』にまだまだ目を離せませんね!
今回は、『X JAPAN』の楽曲、『XCLAMATION』のレビューです。
※『X JAPAN』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/X JAPAN
『XCLAMATION』の全体概要
基本情報
アーティスト | X JAPAN |
曲名 | XCLAMATION |
演奏時間 | 3:57 |
作詞 | – |
作曲 | HIDE & TAIJI |
編曲 | X |
ギターのHIDEとベースのTAIJIが作曲したインスト楽曲。
YOSHIKI以外でXの楽曲を作曲することの多い2名がHIDEとTAIJIですね。
『XCLAMATION』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
BLUE BLOOD | 8 |
STAR BOX | 8 |
メジャー1stオリジナルアルバム『BLUE BLOOD』の8曲目に収録。
インスト曲ですが、ベストアルバム『STAR BOX』にも収録されています。
※『XCLAMATION』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作曲名の『XCLAMATION』、これは英単語としては存在しない言葉になります。おそらくですが、“exclamation”をベースにした造語なのでしょう。
“exclamation”は”絶叫”や”感嘆”を意味する言葉です。通称ビックリマークの”!”という記号もこの単語を用いた”exclamation mark”という正式名称が付いています。
本作『XCLAMATION』、楽曲の方はボーカル無しのインストになっています。
インスト曲とは言え演奏時間が4分弱もあるため、いわゆる”前後のつなぎ”的な作品ではなく、しっかりと”一つの楽曲”として作られたものであることが伺えます。
箸休め的にさらっと聴き流すというより、じっくりと聴くように作られていると言い換えてもいいかもしれません。
『XCLAMATION』、楽曲の内容は二部構成になっています。
前半はエスニックなリズムとミステリアスなギターの絡み。
作曲にクレジットされているHIDEとTAIJIのうち、HIDEが主に担当した部分なのかなと勝手に想像しています。『X JAPAN』の一般的なイメージって”攻撃的”とか”耽美的”とか、そういう言葉に集約されると思うのですが、『XCLAMATION』前半部分のような”攻撃的”でも”耽美的”でもないアプローチってHIDEのアイディアな気がするんですよね。
後半は一転してTAIJIのベースが動き回るテクニカルなパートになります。
ここはやはりTAIJI主導で作られた部分でしょうね。ロックバンドのライブでよくあるベースソロ的なコーナーを想像してもらえるとわかりやすいかもしれません。ベースが一番目立つように他の楽器は後ろから支えているような、そんな聴き心地です。
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『XCLAMATION』収録アルバムレビューリンク
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