ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
今回は、『B’z』の個別楽曲、『ZERO』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『ZERO』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | ZERO |
演奏時間 | 4:50 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
11thシングルのA面曲。売上枚数約131万枚のミリオンヒット作品。
このシングルのカップリング曲はファン人気の高い『恋心 (KOI-GOKORO)』が収録されています。
『ZERO』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
RUN | 2 |
B’z The Best “Pleasure” | 4 |
B’z The Best “ULTRA Pleasure” (The First RUN) | 6 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1) | 11 |
オリジナルアルバム『RUN』の2曲目に収録。
※『ZERO』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
デビュー以来ダンス系のリズムに乗せたキャッチーな楽曲をリリースし続けた『B’z』ですが、11thシングルにてかなりロック色の強い楽曲が登場しました。
それが本作『ZERO』です。
上述の背景もあり、『B’z』のロックな楽曲の代表作の一つに数えられる本作『ZERO』。かなり激しい楽曲という印象がありますが、BPMは100台と、テンポ面は意外とゆったり。
高速なスピード感で煽り倒す楽曲というより、腰を据えたヘビーなリズムで攻める楽曲という感じですね。
ただ、サビで聴けるメロディーに詰め込んだ歌詞とか、途中で入るラップなんかが早口っぽい印象を与えるせいか、決して気怠い聴き心地ではありません。上述の通り、BPM100台というゆったりなテンポに“意外と”という枕詞がつくほどです。
当時の『B’z』としては異色の作品であり、かつ、ドラマやCMのタイアップも付いていないシングルでしたが、結果は当然のようにミリオンヒット。
今振り返ってみれば、『B’z』というバンドが人気と楽曲パワーの両面でトップアーティストとしての地位を確固たるものにしたのが本作『ZERO』のタイミングだったと考えられるのではないでしょうか。
『ZERO』収録アルバムレビューリンク
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