個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/BLUE TEARS

投稿日:2019年8月3日 更新日:

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。

1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に解散しました。『JUDY AND MARY』と同時期に解散した多くのバンドが再結成を遂げ続ける中、このバンドは復活の気配すら感じられないまま今に至っています。

今回は、『JUDY AND MARY』の楽曲、『BLUE TEARS』のレビューです。

※『JUDY AND MARY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/JUDY AND MARY

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『BLUE TEARS』の全体概要

基本情報

アーティストJUDY AND MARY
曲名BLUE TEARS
演奏時間3:23
作詞YUKI
作曲恩田快人
編曲JUDY AND MARY

『JUDY AND MARY』の2ndシングル。

『BLUE TEARS』収録アルバム

アルバム名トラック#
BE AMBITIOUS6
J・A・M5
FRESH2
The Great Escape -COMPLETE BEST- (DISC 02)5
COMPLETE BEST ALBUM「FRESH」 (DISC 01)2

メジャー1stアルバム『J・A・M』の5曲目に収録。

インディーズ時代のミニアルバム『BE AMBITIOUS』にも収録されていました。

※『BLUE TEARS』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

スネアドラムのカウントで入り、イントロなしでサビから始まる楽曲『BLUE TEARS』。

最初のサビがAメロ的な役割も果たしているようで、その後すんなりBメロに展開し、またサビがやってきます。楽曲全体で見ても、サビとBメロの繰り返しというシンプルな構成になっていますね。

テンポの良さとカチッとしたバンドサウンドがYUKIのボーカルを引き立てており、非常に聴きやすく、クセの無い楽曲という印象。

このあっさり感が本作『BLUE TEARS』特有の切なさを演出しているのでしょうね。初期『JUDY AND MARY』の目指していた少女の切なさ的世界観を堪能できる名作です。

『JUDY AND MARY』の楽曲と言えば『Over Drive』、『Brand New Wave Upper Ground』、『ラッキープール』など、夏っぽいイメージの作品が多いのですが、珍しく(?)本作『BLUE TEARS』は真冬がテーマになっています。

作詞を担当しているYUKIが北海道出身なので冬をテーマにした作品の方が得意そうですが(←偏見)、上述の通り『JUDY AND MARY』の楽曲は冬よりも夏っぽいものが多いという印象があります。それ故に、本作『BLUE TEARS』のひんやり感が新鮮で気持ちよく感じられ、この作品を個性的に思うのかもしれません。

Amazonで試聴できます。

『BLUE TEARS』収録アルバムレビューリンク

※『JUDY AND MARY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/JUDY AND MARY

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。