日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『All Dead』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『All Dead』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | All Dead |
演奏時間 | 4:17 |
作詞 | hyde |
作曲 | hyde |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel |
『All Dead』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Tierra | 2 |
オリジナルアルバム『Tierra』の2曲目に収録。
※『All Dead』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
「彼」に対する、半端じゃないほどの恨みが吐露された1曲、『All Dead』。
かなり暴力的な内容なのですが、hydeの絶妙なワードチョイスによって血なまぐささは控えめになっています。むしろ、神経質で繊細な印象を受けるほどです(あくまで日本語詞部分のみ。英語詞部分は割と直接的な表現になっています)。
ところで、本作『All Dead』で歌われる「彼」って誰を指しているのでしょうかね。
いろいろな考えがあるかと思いますが、個人的には“彼=神”説を推したいです。つまり、本作『All Dead』の主人公は、”彼=神”に対して絶大なる恨みを持っているという解釈です。
この解釈に至った背景は、本作『All Dead』が収録されているアルバム『Tierra』の1曲目『In the Air』の内容あります。曲順的には『All Dead』の一つ前のトラックに当たる楽曲ですね
こちらの個別楽曲レビューでも記載した通り、私は『In the Air』を“死後の世界へ旅立つ「君」を見ている「僕」”を歌ったものと受け取れるのでは…と考えています。
死後の世界へ旅立たなければならない、そんな運命を「君」に背負わせたのは誰だ…?という発想で考えると、やはりそれは”神”なのかなと思うのです。
『In the Air』で「君」の旅立ちを見送った後、こんな運命をもたらした”神”対して憤慨している、そんな様子を描いたのが本作『All Dead』なのかな…?という解釈ですね。
…もちろん、本作『All Dead』、並びに『In the Air』に対する私の受け取り方は間違っているかもしれません。
ただ、こう考えてみると、『All Dead』冒頭の「time to fall」というフレーズも、神に対して“空から降りて来い!”って言っているように聴こえません?
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『All Dead』収録アルバムレビューリンク
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