ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。
メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカルの清春とベースの人時の二人で活動していくことになります。2010年の復活後もその体制は変わっていません。
今回は、『黒夢』の楽曲、『ICE MY LIFE』のレビューです。
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『ICE MY LIFE』の全体概要
基本情報
アーティスト | 黒夢 |
曲名 | ICE MY LIFE |
演奏時間 | 4:17 |
作詞 | 清春 |
作曲 | 臣 |
編曲 | 黒夢 & 佐久間正英 |
メジャー2ndシングル。
『ICE MY LIFE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
Cruel | 5 |
EMI 1994〜1998 BEST OR WORST 【SOFT DISK】 | 1 |
黒夢シングルズ | 2 |
黒夢コンプリート・シングルズ (A-disc) | 2 |
ミニアルバム『Cruel』の5曲目に”Album Mix”にて収録。
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レビュー
イントロなしでサビから始まる楽曲『ICE MY LIFE』。
そのサビもド頭で曲名の『ICE MY LIFE』と歌ってくれています。曲の内容と名前が一致しないという現象とは無縁の作りですね 笑。
そもそも、曲名でありサビにも使われている『ICE MY LIFE』というフレーズ、これが非常にリズミカルで聴き心地がいいです。
このリズミカルな響きの秘訣はなんと言っても『ICE MY LIFE』の韻の踏み方でしょう。『ICE MY LIFE』を発音記号で表記すると”άɪs mάɪ lάɪf”となっています。3単語とも“άɪ(アイ)”という共通の母音を持たせて韻を踏んでいるんですね。
このキレイに韻を踏んだ『ICE MY LIFE』というフレーズに対し、メロディー的にも3音をピタッとあてることで、リズミカルかつ印象的な聴き心地になっているものと思います。
しかも、『ICE MY LIFE』という字面にはヴィジュアル系っぽい破滅的で耽美的な香りがただよっていますよね。ただ単に韻だけを重視したわけではなく、意味的にもこだわった言葉選びがなされているところに芸術的な何かを感じます。
月並みな言葉になってしまいますが、やはり、時代を作ってきたバンドはすごいです…。
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