個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】B’z/DEEP KISS

投稿日:2020年2月16日 更新日:

ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。

日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録を保持している『B’z』ですが、2007年にはハリウッド・ロック・ウォークへの殿堂入りも果たしています。もちろん、この殿堂入りは『B’z』が日本初。

まさに、ロックの本場でお墨付きをいただいた日本を代表するロックバンドと言えるでしょう。

今回は、『B’z』の個別楽曲、『DEEP KISS』のレビューです。

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

『DEEP KISS』の全体概要

基本情報

アーティストB’z
曲名DEEP KISS
演奏時間4:14
作詞稲葉浩志
作曲松本孝弘
編曲松本孝弘 & 稲葉浩志 & 徳永暁人

『DEEP KISS』収録アルバム

アルバム名トラック#
SURVIVE1

オリジナルアルバム『SURVIVE』の1曲目収録。

※『DEEP KISS』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『DEEP KISS』という曲名だけ見ると、濃厚なキスを礼賛するラブソングかと思いますが、全然そんなことはありません。アルバム1曲目に相応しい、ヘビィでノリノリなロックンロールな楽曲です。

本作『DEEP KISS』、”思い通りにいかない周囲の状況や情けない自分に愚痴りながらも、そんな自らに喝を入れるため『DEEP KISS』をください”という内容を歌っています。

特定の誰かの『DEEP KISS』が欲しいというわけでもないようです。なんでもいいから『DEEP KISS』が欲しいということなのでしょうね。そういう意味ではラブソングというくくり方も違うのでしょう。

本作『DEEP KISS』にも”情けない主人公”というのが出てきますが、これは『B’z』の鉄板コースですね。『B’z』の楽曲の至る所に”情けない主人公”は登場します。

しかしながら、『DEEP KISS』をねだるほどの吹っ切れ方をしているのがこの楽曲の特徴です。ずいぶん強がっているようなセリフもありますが、心の中は想像以上にボロボロなのかもしれません。

ただ、この吹っ切れ方が気持ちいいんです!

愚痴のような内容をセリフのように歌うAメロから、突如吹っ切れたかのように歌詞も歌い方もサウンドも変わるBメロの変化が本当に気持ちいい。

このスカッと感が病みつきになってしまったなら、アルバム『SURVIVE』がヘビロテリスト入りするのは時間の問題でしょう…。

『DEEP KISS』収録アルバムレビューリンク

※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/winter fall

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Dear My Friend

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/1999

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …

【個別楽曲レビュー】黒夢/for dear

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。 メジャーデビュー時はボーカル、ベース、ギターの3人構成だったのですが途中でギターの臣が脱退。その後はメンバー補充することなくボーカル …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/HURT

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 自身主宰のLUNATIC FEST.ではベテランバンドから若手バンドまでを巻き込み、日本の …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。