J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『Home Sweet Home』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『Home Sweet Home』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | Home Sweet Home |
演奏時間 | 4:36 |
作詞 | 持田香織 |
作曲 | 原一博 |
編曲 | 星野靖彦 & 桑島幻矢 |
本作『Home Sweet Home』の作曲を担当した原一博は後の23rdシングル『Grip!』でも作曲を担当しています。
『Home Sweet Home』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
4 FORCE | 7 |
4thアルバム『4 FORCE』の7曲目に収録。
※『Home Sweet Home』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名の『Home Sweet Home』という単語の並びですが、辞書を引いてみたところ、こういった慣用句があるわけではないようでした。では、”Home Sweet Home”というのはELTの造語なのかと言うと、それもまた違うようです。
おそらくですが、イングランド民謡の『Home! Sweet Home!』がこの曲名のルーツと思われます。”楽しき我が家”という邦訳がついているそうです。
イングランド民謡の『Home! Sweet Home!』、有名な作品だそうですが私はその存在を知りませんでした。
なので、ELTの本作『Home Sweet Home』がどれくらいイングランド民謡の方を意識しているのか、私の方で測る術がありません。曲名だけ拝借して内容は全然違うもの…という線が濃いと思っていますが、ELTの『Home Sweet Home』ががっつりイングランド民謡の方をオマージュしていたらすみません 笑。
イングランド民謡が曲名のルーツなんて書くと、カントリー調の穏やかな楽曲を想像するかもしれませんが、本作『Home Sweet Home』はシンセサウンドバリバリのポップスです。
アルバム『4 FORCE』収録曲の中で突出して傑作という感じではないですが、アルバムを通して聴いていて全然邪魔にはならない普通の良曲です。
Amazonで試聴できます。
『Home Sweet Home』収録アルバムレビューリンク
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