J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
初期ELTサウンドを支えた五十嵐充は2000年にELTを脱退。その後、『day after tomorrow』のプロデューサーとして再び活躍を始めます。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『fragile』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『fragile』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | fragile |
演奏時間 | 4:49 |
作詞 | 持田香織 |
作曲 | 菊池一仁 |
編曲 | 伊藤一朗 & 桑島幻矢 & 菊池一仁 |
両A面となった17thシングルの片方。もう片方は『JIRENMA』。
『fragile』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
4 FORCE | 8 |
Every Ballad Songs | 8 |
Every Best Single 2 | 5 |
Every Best Single 〜COMPLETE〜 (Disc 2) | 7 |
Every Best Single 2 〜MORE COMPLETE〜 (Disc 2) | 7 |
4thアルバム『4 FORCE』の8曲目に収録。
※『fragile』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
累計売上約83万枚をほこり、ELTのシングルの中では『Time goes by』につぐ数字を叩きだした本作『fragile』。
『fragile』は『JIRENMA』との両A面シングルとしてリリースされていますが、本作『fragile』が当時人気番組だった”あいのり”の主題歌に選ばれて抜群の知名度をほこっていたことから、シングル売上の大部分は本作『fragile』による貢献と考えてよいでしょう。
本作『fragile』、ご存じの通りド直球のラブソングとなっております。
私は10代のときに本作『fragile』に出会ったのですが、当時は素直に良い曲だと思っていました。ただ、アラサーになった今聴き返してみると、かなりこっ恥ずかしい歌詞ですね 笑。
なんというか、直球加減がまぶしすぎて直視できない感じです。
当たり前の話ですが、人生の置かれている状況によって刺さる楽曲は異なりますよね。
私の場合、本作『fragile』と同じような新曲が世に出たとしても、今の状況では”ふーん”程度の感想になってしまいそうです。
一方、人生の多感な時期に触れた楽曲がいつまでたっても特別であり続けるというのもまた事実(それを世間は”思い出補正”と呼ぶのでしょうが)。
10代のときに出会った本作『fragile』。
今では”こっ恥ずかしい歌詞”なんて思っていますが、それでも思い出補正込みで大事な1曲であることには変わりありません。
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『fragile』収録アルバムレビューリンク
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