2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
ギラギラした妖しい容姿、歌謡曲風の曲調、核心を突いた歌詞…そのどれもが絶妙なバランスの上に成り立つ唯一無二のバンドです。
一度の解散を経て今では”生涯解散することはない”と宣言していますが、この絶妙なバランスを保ったまま長く続いていく奇跡を信じています。
今回は、アルバム『EXPERIENCE MOVIE』の6曲目、『DONNA』のレビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『DONNA』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | DONNA |
演奏時間 | 4:59 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
『DONNA』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
EXPERIENCE MOVIE | 6 |
オリジナルアルバム『EXPERIENCE MOVIE』の6曲目に収録。
※『DONNA』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
全編にわたってほぼアコースティックギターとボーカルのみで構成された1曲『DONNA』。
ただ、かなりシンプルな楽器構成ながら、不思議とそれを感じさせない聴き応えがあります。
ロックバンドのアルバムに収録された楽曲ですから、普通に考えればアコギとボーカルだけの楽曲はサウンド的に浮いてしまいそうなものなのですが、本作『DONNA』にはそういう特別感はありません。
他のロックな楽曲とも違和感なく調和していると言いますか。アルバムを通して聴いていても変に引っかかることなく聴けてしまう楽曲です。
一方、言い方を変えるとアコースティックギターとボーカルのみで構成するくらいでは個性にならないほどアルバム『EXPERIENCE MOVIE』の収録曲が個性的なのかもしれません。
いや、決して本作『DONNA』を凡作と言いたいわけではないんです。
実際、シンプルな楽器構成ですが少しも退屈に感じることなく約5分の演奏時間を聴き切れますので。
ただ、他に強烈な個性を持った楽曲が『EXPERIENCE MOVIE』にはありすぎるんですよね。
特に、後半の『4000粒の恋の唄』や『フリージアの少年』、『シルクスカーフに帽子のマダム』といった長尺楽曲群!
この辺の個性が強すぎて、同じしっとり路線の本作『DONNA』が少々霞んでいる感があるのは…否定できないところではないでしょうか…。
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『DONNA』収録アルバムレビューリンク
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