2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。某名探偵アニメに採用された曲以外にも素敵な曲がたくさんありますよ!
今回は、アルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の1曲目、『水のない晴れた海へ』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『水のない晴れた海へ』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | 水のない晴れた海へ |
演奏時間 | 4:37 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | Miguel Sá Pessoa |
本作の編曲はMiguel Sá Pessoa(ミゲル・サ・ペソア)。時々『GARNET CROW』の編曲に携わっています。
『水のない晴れた海へ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜 | 1 |
Best (disc 1) | 9 |
オリジナルアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の1曲目に収録。
非シングル曲ながら、ベストアルバムにも収録されています。
※『水のない晴れた海へ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『水のない晴れた海へ』、小説のタイトルみたいな曲名ですね。一見しただけでは何を歌った曲なのかわかりません。
そして歌詞も抽象的で、実際に聴いてみても、何を歌っているのかやっぱりわかりません 笑。
しかし、それが『GARNET CROW』の魅力ともいえます。”言葉”だけでなく、“音楽”全体で語るという感じですかね
。歌詞だけでは何のことか…というところがありますが、曲を聴けば『水のない晴れた海へ』という景色が伝わってきます。
本作『水のない晴れた海へ』の聴きどころは、やはりピアノですかね。
曲が進行していくにつれて、どんどんピアノのフレーズが盛り上がっていきます。わかりやすいサビもなく、淡々と曲が流れていく中で、ピアノの表情が変わっていくのがかっこいいです!
派手なピアノの陰に隠れて目立ちませんが、リズムパターンやコーラスのつけ方も徐々に変わっているところなんか細かいですが飽きさせない工夫を感じます。
本作『水のない晴れた海へ』はアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の1曲目に配置されていますが、この曲を”退屈”だと感じるか”かっこいい”と感じるかでアルバム自体の評価も変わる気がします。まるでアルバム冒頭から踏み絵を試されているようです。
『GARNET CROW』からの踏み絵、チャレンジしてみませんか?
『水のない晴れた海へ』収録アルバムレビューリンク
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