日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Vivid Colors』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Vivid Colors』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Vivid Colors |
演奏時間 | 4:46 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Akira Nishihira |
2ndシングル。
『Vivid Colors』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
heavenly | 2 |
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1994-1998 | 3 |
TWENITY (1991-1996) | 7 |
オリジナルアルバム『heavenly』の2曲目に収録。
※『Vivid Colors』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
アルバム『heavenly』唯一の先行シングルが本作『Vivid Colors』(ビデオシングルという特殊な形態を含めれば『and She Said』もカウントされるので、本作『Vivid Colors』が唯一とはなりませんが)。
本作『Vivid Colors』で印象的なのは、イントロや間奏などで聴ける、サビと同じメロディーをギターでなぞる奏法です。
ヒットソングなんかでよく使われる手法ですが、『L’Arc〜en〜Ciel』のシングル楽曲での使用は珍しいんですよね。
この手法、サビのメロディーが曲中に何度も登場することになるので、楽曲への親しみを覚えやすいという利点はあるものの、同じメロディーばかりで安直な印象を与えかねないなので、『L’Arc〜en〜Ciel』としての多用は避けているというところでしょうか。
それから、左チャンネルで終始ジャカジャカと鳴っているアコースティックギターも『L’Arc〜en〜Ciel』の楽曲としては珍しい印象。
このアコースティックギターの高速コードストロークが、いい意味で軽やかさと爽やかさを演出していますね。
本作『Vivid Colors』、”別れ”をテーマにした楽曲だと思うのですが、サビメロをギターでなぞるという上述のヒットソングっぽい手法があったり、アコースティックギターで爽やかさを織り交ぜたりと、かなり健康的な楽曲という感じがします。
そういう意味では、ラルク初心者でも取っつきやすい楽曲であるものの、ラルク玄人(?)の人には少々物足りない作品なのかなと思えるのですが、いかがでしょう?
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『Vivid Colors』収録アルバムレビューリンク
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