個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/Vivid Colors

投稿日:2019年3月18日 更新日:

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!

かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。

今回は『Vivid Colors』の個別楽曲レビューです。

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

train

『Vivid Colors』の全体概要

基本情報

アーティストL’Arc〜en〜Ciel
曲名Vivid Colors
演奏時間4:46
作詞hyde
作曲ken
編曲L’Arc〜en〜Ciel & Akira Nishihira

2ndシングル。

『Vivid Colors』収録アルバム

アルバム名トラック#
heavenly2
The Best of L’Arc〜en〜Ciel 1994-19983
TWENITY (1991-1996)7

オリジナルアルバム『heavenly』の2曲目に収録。

※『Vivid Colors』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

アルバム『heavenly』唯一の先行シングルが本作『Vivid Colors』(ビデオシングルという特殊な形態を含めれば『and She Said』もカウントされるので、本作『Vivid Colors』が唯一とはなりませんが)。

本作『Vivid Colors』で印象的なのは、イントロや間奏などで聴ける、サビと同じメロディーをギターでなぞる奏法です。

ヒットソングなんかでよく使われる手法ですが、『L’Arc〜en〜Ciel』のシングル楽曲での使用は珍しいんですよね。

この手法、サビのメロディーが曲中に何度も登場することになるので、楽曲への親しみを覚えやすいという利点はあるものの、同じメロディーばかりで安直な印象を与えかねないなので、『L’Arc〜en〜Ciel』としての多用は避けているというところでしょうか。

それから、左チャンネルで終始ジャカジャカと鳴っているアコースティックギターも『L’Arc〜en〜Ciel』の楽曲としては珍しい印象。

このアコースティックギターの高速コードストロークが、いい意味で軽やかさと爽やかさを演出していますね。

本作『Vivid Colors』、”別れ”をテーマにした楽曲だと思うのですが、サビメロをギターでなぞるという上述のヒットソングっぽい手法があったり、アコースティックギターで爽やかさを織り交ぜたりと、かなり健康的な楽曲という感じがします。

そういう意味では、ラルク初心者でも取っつきやすい楽曲であるものの、ラルク玄人(?)の人には少々物足りない作品なのかなと思えるのですが、いかがでしょう?

Amazonで試聴できます。

『Vivid Colors』収録アルバムレビューリンク

※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/Syunikiss〜二度目の哀悼〜

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/SACRED

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観に …

【個別楽曲レビュー】PIERROT/クリア・スカイ

宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。 アンダーグラウンド界のカリスマボーカル”キリト”と、奇天烈なサウンドで世界観に …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/愛のカケラ

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/WISH

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 ヴィジュアル系というジャンルにおけるバンドアンサンブルの方針、特に、ツインギターの絡み方を …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。