2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。某名探偵アニメに採用された曲以外にも素敵な曲がたくさんありますよ!
今回は、『GARNET CROW』の個別楽曲、『夏の幻』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
『夏の幻』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | 夏の幻 |
演奏時間 | 3:55 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
5thシングル。
“名探偵コナン”のエンディングテーマに採用されました。
『夏の幻』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜 | 3, 15* |
Best (disc 1) | 7* |
THE BEST History of GARNET CROW at the crest… (Disc 1) | 5* |
THE ONE 〜ALL SINGLES BEST〜 (Disc 1) | 5 |
オリジナルアルバム『first soundscope 〜水のない晴れた海へ〜』の3曲目と15曲目にアレンジ違いで収録。
*印つきは”secret arrange ver.”です。思いのほか、アルバム収録回数はオリジナル版よりも”secret arrange ver.”のほうが多いようです。
※『夏の幻』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『GARNET CROW』にしてはポップで聴きやすく、それでいて『GARNET CROW』らしさを失っていないバランスの取れた1曲。
アニメ名探偵コナンのエンディングになったり、サビの頭で曲名を歌ったりと、『GARNET CROW』の中でも割と知名度のある曲ではないでしょうか。
そういえば、サビの頭で曲名を歌うのは何も本作『夏の幻』に限ったことではないですね。むしろ、『GARNET CROW』の曲は“サビの頭の歌詞=曲名”が多いです。
例えば、これなんか強引なくらいそうですね 笑。
本作『夏の幻』、個人的にはBメロの入りがとっても好きです。特に、secret arrange ver.の方。
ここで入って来るピアノと転調したメロディーの組み合わせが素敵。この部分、なぜかノスタルジックな気持ちになって、胸が痛みます。
収録アルバムのところでも少し書きましたが、『夏の幻』には2つのバージョンがあります。オリジナルのシングル版とsecret arrange ver.ですね。
この2つの違いですが、よくあるアルバムバージョンとは一線を画すくらいアレンジが異なります。オリジナルの方はアコースティックメインで、ちょっと涼しげな夏の終わりを、secret arrange ver.のほうはエレキギターのメロディーでジリジリと残暑を感じる夏の終わりを表現しているように思います。
そして私は断然secret arrange ver.推しです!
残暑の中に『GARNET CROW』が奏でる『夏の幻』をはっきりと感じとることができるのです。
『夏の幻』収録アルバムレビューリンク
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