日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『LORELEY』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『LORELEY』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | LORELEY |
演奏時間 | 5:58 |
作詞 | hyde |
作曲 | hyde |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
演奏時間は6分近くあり、アルバム『HEART』収録曲の中では最長です。
『LORELEY』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
HEART | 1 |
TWENITY (1997-1999) | 3 |
初出はオリジナルアルバム『HEART』。
非シングル曲ながら、ベストアルバム『TWENITY』にも収録されています。
※『LORELEY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
曲名の『LORELEY』はドイツのライン川沿いにある大岩、”ローレライ”を指しているものと思われます。この辺りでは、歌で人を惑わせるという水の妖精が出てくる“ローレライ伝説”なるものがあります。
この話が本作の歌詞の元になっていそうです。
ローレライ伝説に関する詳細はWikipediaを参照ください。ローレライ/Wikipedia
上記の通りドイツの伝説を元にしているためか、ヘビーかつ壮大な仕上がりになっています。
大陸ヨーロッパが持つ自然のスケールの大きさを表現しているんでしょうね。途切れ途切れに鳴る高音のピアノは、ライン川上を行く船を漕ぐオールの動きのようにも思えます。
それから、とても歌メロがメロディアスです。”Aメロ、A’メロ、Bメロ、サビ、大サビ”でワンコーラスですが、どのブロックもメロディーの上がり下がりが激しい。
これをキレイに歌いきるのは相当な歌唱力が必要でしょう。
私は大サビの最後のメロディーがお気に入りです。
このメロディーだけで“曇天の中にひっそりとたたずむ森”がなぜだか浮かんできます。和音や楽器の音色じゃなくて、メロディーだけで景色を描くってすごいです。
偶然にも、私の頭の中の記憶と『LORELEY』のメロディーが化学反応を起こしただけかもしれませんが。
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『LORELEY』収録アルバムレビューリンク
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