2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。
女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。
丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET CROW』の魅力です。世間的には地味なイメージを持たれてそうですが、楽曲はとても味わい深くて、飽きずに長くお付き合いできますよ。
今回は、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の9曲目、『Please, forgive me』のレビューです。
※『GARNET CROW』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GARNET CROW
目次
『Please, forgive me』の全体概要
基本情報
アーティスト | GARNET CROW |
曲名 | Please, forgive me |
演奏時間 | 4:19 |
作詞 | AZUKI七 |
作曲 | 中村由利 |
編曲 | 古井弘人 |
作詞、作曲、編曲はいつもの面々。
『Please, forgive me』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜 | 9 |
オリジナルアルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の9曲目に収録。
※『Please, forgive me』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
歪んだギターのソロフレーズがオープニングを飾る『Please, forgive me』。ベースやバスドラムの音が強調されているのも特徴的です。『GARNET CROW』にしては激しめな楽曲と言ってもいいかもしれません。
本作『Please, forgive me』といい『wish★』といい、アルバム『SPARKLE 〜筋書き通りのスカイブルー〜』の後半は『GARNET CROW』の持つ本来の穏やかなイメージとは異なるタイプの曲が続きますね。
どっちもお気に入りですが 笑。
『Please, forgive me』、曲の構成がおもしろいです。いわゆる”間奏”に当たる部分が無く、ひたすら歌パートが繰り返されます。
そのせいか、Aメロがまるで大サビのように聞こえるんですよね。具体的には、”1番サビ直後のAメロ”と”最後のサビ直後のAメロ”です。
このAメロが大サビに聴こえる現象、間奏が無いことのほかにAメロとサビのメロディーの作り方にも秘訣があるように思います。サビのメロディーは伸びやかで譜割が大まかな一方、Aメロのメロディーは上下が激しく、サビに比べると譜割も細かめです。
この対比によって、サビの直後のAメロが大サビのように聴こえるのではと推察します。
…なんだか偉そうな分析しておいて、Aメロが大サビのように聴こえるのが私だけだったら…すみません 笑。
『Please, forgive me』収録アルバムレビューリンク
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