J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
当時のエイベックスはポスト小室哲哉として五十嵐充に期待していた部分があったと思います(おそらく)。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『二人で時代を変えてみたい』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『二人で時代を変えてみたい』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | 二人で時代を変えてみたい |
演奏時間 | 4:57 |
作詞 | 永岡昌憲 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
珍しく、作詞は『Every Little Thing』のメンバーではない方が担当しています。
『二人で時代を変えてみたい』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
everlasting | 5 |
Every Ballad Songs | 6 |
1stアルバム『everlasting』の5曲目に収録。
また、バラードベストアルバムの『Every Ballad Songs』にも収録されています。
※『二人で時代を変えてみたい』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『二人で時代を変えてみたい』、『Every Ballad Songs』に収録されている通り、バラードとして分類されることについて異論のないほどザ・バラードな楽曲です。
静かなAメロ、徐々に盛り上がるBメロ、大きく花開くサビと、J-POPのバラードとしてはお手本のような展開。
ただ、王道な仕上がり故にクセがなさ過ぎて記憶に残りにくいのが難点…。
アルバム『everlasting』はとても大好きな作品で、これまで何十回と聴いてきたのですが、この『二人で時代を変えてみたい』1曲を目当てにサーチして聴いたことはおそらく一度もないです…。
一方で、『二人で時代を変えてみたい』という曲名はひっかかるものがありますね。
楽曲の内容はラブソングのはずですが、何故か出てくる「時代を変えてみたい」というスケールの大きな文言。まるで連立政権を組んだ政党の党首同士のセリフのようです 笑。
ラブソングという前提で「時代を変える」という言葉に納得感を持たせるとすると、もしかして世間的にタブーとされている恋愛をテーマにしているのかもしれません。
…例えば…同性同士の恋愛とか。
それなら、『二人で時代を変えてみたい』という曲名も納得感を持って受け入れられそうです。
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『二人で時代を変えてみたい』収録アルバムレビューリンク
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