J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
当時のエイベックスはポスト小室哲哉として五十嵐充に期待していた部分があったと思います(おそらく)。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『micro stress』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
『micro stress』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | micro stress |
演奏時間 | 0:19 |
作詞 | – |
作曲 | 伊藤一朗 |
編曲 | 五十嵐充 |
ELTのギタリスト、いっくんこと伊藤一朗によるインスト作品。
『micro stress』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
everlasting | 7 |
1stアルバム『everlasting』の7曲目に収録。
※『micro stress』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
今どきは便利になっていて、アルバムの収録曲もAmazonなんかでは1曲単位でダウンロード購入することができるんですよね。例えばアルバムの中に1曲だけ聞きたい曲がある場合は、アルバムまるごと買わずに、目的の楽曲だけをつまみ食い的に買うことができるわけです。
私はアルバム1枚を通して聴くのが好きなので、1曲単位の個別購入はしないのですが、お気に入りの曲だけしか聴かない派の人には経済的な選択肢のある時代と言えます。
ところで、演奏時間わずか19秒のインスト曲である本作『micro stress』も、もちろんAmazonで個別購入可能です。
お値段は他の楽曲と同じ250円。
Amazonには試聴サービスがあり、各楽曲を30秒程度お試しで聴くことができるのですが、本作『micro stress』は演奏時間19秒ですので、現状、試聴ボタンを押せばこの曲はフルで聴けてしまうんですね 笑。
…それでもダウンロード購入におけるお値段は他の楽曲と同じ250円。
別に、演奏時間に比例してダウンロード購入の価格を決めるべきと言いたいわけでは無いです。19秒の曲に250円を支払うのが高いと思うのなら、消費者側は買わなければいいだけの話ですから。
ただ、本作『micro stress』のようなJ-POPのアルバムに収録されているインスト曲は、個別単体で聴かれることを目的に作られているわけではないと思うんですよね。アルバム1枚を通して聴く際の、曲と曲のつなぎだったり雰囲気づくりだったり、そういった役割を持っているものと思っています。
本作『micro stress』も、19秒の中にいっくんの放つロックなギターサウンドが詰まっており、次曲『Dear My Friend』の力強いイントロに上手くつながっています。
マーケットの単価は高く見えますが、決して存在価値のない楽曲ではないのです。
何が言いたいかというと、演奏時間の短いインスト曲も含めてアルバム『everlasting』という作品が出来上がっていますので、アルバム『everlasting』を聴くなら一括購入がおススメですと、そういう話です 笑。
『micro stress』収録アルバムレビューリンク
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