エアーバンドなる言葉を世に定着させた先駆者『ゴールデンボンバー』。
エアーバンドだけあって、演奏代わりの奇抜なパフォーマンスが目立ちますが、鬼才・鬼龍院翔による独特な視点の楽曲も魅力です。
このまま『女々しくて』の一発屋として消えていかないことを…願っています!
今回は『ゴールデンボンバー』の個別楽曲、『パトス』のレビューです。
※『ゴールデンボンバー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゴールデンボンバー
『パトス』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゴールデンボンバー |
曲名 | パトス |
演奏時間 | 0:51 |
作詞 | – |
作曲 | 鬼龍院翔 |
編曲 | tatsuo & 鬼龍院翔 |
インスト曲のためか、演奏時間は1分未満となっています。
『パトス』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ゴールデン・アルバム | 1 |
『ゴールデンボンバー』初のオリジナルアルバム、『ゴールデン・アルバム』の1曲目収録です。
※『パトス』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
“感情的、熱情的な精神”を意味する言葉、『パトス』。
インスト曲なので、歌詞はありませんが、鬼龍院翔の叫び(というか呻き?)で曲名に違わぬ『パトス』を感じられる1曲です。バックで流れるアドリブ風のピアノにも狂気の香りが漂います。
オリジナルアルバム1曲目にインスト曲を配置っていうのは、やはり『X JAPAN』や『MALICE MIZER』の影響でしょうかね。『BLUE BLOOD』も『Jealousy』も『merveilles』も、1曲目にインスト曲が収録されていますので。
アルバム1曲目にインストを持ってくるのって、作り手のこだわりが感じられて結構好きです。既存曲の寄せ集めでアルバムを作るのではなくて、一つの作品としてアルバム制作に取り組んでいるのが伝わってくる気がして。
まぁ、聴き慣れてきたらインスト曲は飛ばすようになるんですけど 笑。
それから、アルバム1曲目ってアルバム全体の方向性を印象付ける性格があると思っています。そういう観点で見ると、この『パトス』は非常に暗く、本作を収録している『ゴールデン・アルバム』の第一印象もそこに引きずられそうです。『女々しくて』のようなパーティソング系が『ゴールデンボンバー』のイメージでいると、アルバム全体に対して割と大きなギャップを感じるのではないでしょうか。
ただ、終始聞こえる鬼龍院翔の呻きがちょっとコメディっぽくもあるので、そこに『ゴールデンボンバー』らしさを感じることはできます。本人はいたって真面目に呻いていると思いますが 笑。
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『パトス』収録アルバムレビューリンク
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