日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『L’heure』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『L’heure』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | L’heure |
演奏時間 | 4:04 |
作詞 | yukihiro |
作曲 | yukihiro |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Hajime Okano |
『L’heure』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
ray | 6 |
オリジナルアルバム『ray』の6曲目に収録。
ラルクがインスト曲をアルバムに収録するのはけっこう珍しいです。
※『L’heure』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
yukihiro作曲のインスト曲『L’heure』。
スローテンポなドラムの上で、1小節ほどのベースリフを繰り返すという構成。それと時々聴こえるうねうねした効果音と男女の会話。
言い方はあれですが、これで演奏時間4分とは…!
本作『L’heure』、全11曲を納めたアルバム『ray』の中では、ちょうど真ん中の6曲目に収録されています。うん、完全につなぎの立ち位置という印象。
この『L’heure』を境にアルバムが前半と後半が分かれる感じですかね。
1曲目のハードな『死の灰』で始まりながら、5曲目の『snow drop』でポップになりすぎたアルバム『ray』前半の流れ。それを無機質なインスト『L’heure』で一度リセット。そこから幻想的で耽美的な7曲目の『花葬』へ滑らかにバトンを渡す。
つまり、『snow drop』と『花葬』の間に本作『L’heure』を挟むことで、カラーの異なるこの2曲を同じアルバムに同居させることができているのかもしれません。
ということで、『ray』の目玉シングルである『snow drop』と『花葬』をつなぐ役割を果たしているというのが本作『L’heure』に対する私の結論です。
…ただ、やはりつなぎの立ち位置ですからね。
この『L’heure』だけをサーチして聴こうとはなかなか思えないのが正直なところ。アルバムを1曲目から最後まで通して楽しむときに真価を発揮する1曲なんだと思います。
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『L’heure』収録アルバムレビューリンク
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