キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』のレビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | ヒラヒラヒラク秘密ノ扉 |
演奏時間 | 3:54 |
作詞 | 高橋久美子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
『チャットモンチー』の7thシングル。
『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
告白 | 2 |
チャットモンチー BEST〜2005-2011〜 | 11 |
BEST MONCHY 1 -Listening- (CD1) | 13 |
3rdフルオリジナルアルバム『告白』にAlbum mixで収録。
※『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
キャッチーのかたまりみたいな1曲、『ヒラヒラヒラク秘密ノ扉』。
映画の主題歌という背景を持つ上、サビの頭で曲名を交えた歌詞を歌ったりすることから、『チャットモンチー』の楽曲の中でも比較的高い知名度を誇っていることと思われます。
それでもオリコンシングルランキングTOP10に入れなかったという、意外な経歴をお持ち。リリースのタイミングのせいでしょうかね。ヒットする要素は十分持っているように思うのですが。
しかし、とにかくキャッチーな曲ですよね。サビの頭で韻を踏んだ曲名を高音で歌うという構成、嫌でも耳に残ります。
AメロやBメロは、休符を交えたリズムを刻むサウンドになっていて、聴き手がサビに辿り着くまでに飽きさせない作りなのもキャッチーポイント高いです。
頭を使わずに、ノリに身を任せられるポップなロックサウンドを聴きたいときにピッタリな1曲って感じですね。
あと、サビの息継ぎの無さは、聴いていて半端ないなって思います。
ボーカル橋本絵莉子の声の高さはやっぱりすごいですし、そこが第一印象として耳に残りますが、この息継ぎの無さに彼女の肺活量の底力を改めて思い知らされます。
ということで、カラオケで歌うときは、サビの息継ぎの位置をあらかじめチェックしておくことをお勧めします 笑!
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