2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。
テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので、過去の作品を嗜みながら、新作をかじっていくのが、今のイエモンを聴く上での一つのスタイルなんでしょうかね。
今回は、アルバム『SICKS』の9曲目、『HOTEL宇宙船』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『HOTEL宇宙船』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | HOTEL宇宙船 |
演奏時間 | 4:44 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 & 廣瀬洋一 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
吉井和哉とベースの廣瀬洋一のコンビが作曲を担当。
『HOTEL宇宙船』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
SICKS | 9 |
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 1) | 9 |
オリジナルアルバム『SICKS』の9曲目に収録。
また、ベストアルバム『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』にも収録されています。
『SICKS』収録の方は徐々にスローモーションになりながらエンディングを迎えますが、『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』の方はフェードアウトで締めるという違いがあります。
※『HOTEL宇宙船』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『THE YELLOW MONKEY』お得意の下ネタ系ソング、『HOTEL宇宙船』。
直接的な下ネタ表現はありませんが、歌詞をなぞれば一夜の出来事を歌っていることはわかること思います。
『SICKS』収録曲の中では、複数のベストアルバムに収録されている『天国旅行』や『花吹雪』が名作扱いかと思いますが、私は本作『HOTEL宇宙船』もこの2作に劣らず好きです。
下ネタソングということで、純粋に”一夜の出来事”を楽しんでいるように聴こえますが、どことなく、乱暴な寂しさを感じます。この感覚が好き。
“お相手”に対して好意も無く乱暴に扱っているように見えるんですが、一方、夜が明けて”お相手”がいなくなることに怯えているような印象を受けるんです。
この乱暴な寂しさを描く表現力こそ、イエモンの真骨頂だと思います。
それを堪能できるのが、本作『HOTEL宇宙船』ではないでしょうか。
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『HOTEL宇宙船』収録アルバムレビューリンク
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