個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/HOTEL宇宙船

投稿日:2017年12月5日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。

テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので、過去の作品を嗜みながら、新作をかじっていくのが、今のイエモンを聴く上での一つのスタイルなんでしょうかね。

今回は、アルバム『SICKS』の9曲目、『HOTEL宇宙船』レビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

『HOTEL宇宙船』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名HOTEL宇宙船
演奏時間4:44
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉 & 廣瀬洋一
編曲THE YELLOW MONKEY

吉井和哉とベースの廣瀬洋一のコンビが作曲を担当。

『HOTEL宇宙船』収録アルバム

アルバム名トラック#
SICKS9
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 1)9

オリジナルアルバム『SICKS』の9曲目に収録。

また、ベストアルバム『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』にも収録されています。

『SICKS』収録の方は徐々にスローモーションになりながらエンディングを迎えますが、『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』の方はフェードアウトで締めるという違いがあります。

※『HOTEL宇宙船』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『THE YELLOW MONKEY』お得意の下ネタ系ソング、『HOTEL宇宙船』。

直接的な下ネタ表現はありませんが、歌詞をなぞれば一夜の出来事を歌っていることはわかること思います。

『SICKS』収録曲の中では、複数のベストアルバムに収録されている『天国旅行』や『花吹雪』が名作扱いかと思いますが、私は本作『HOTEL宇宙船』もこの2作に劣らず好きです。

下ネタソングということで、純粋に”一夜の出来事”を楽しんでいるように聴こえますが、どことなく、乱暴な寂しさを感じます。この感覚が好き。

“お相手”に対して好意も無く乱暴に扱っているように見えるんですが、一方、夜が明けて”お相手”がいなくなることに怯えているような印象を受けるんです。

この乱暴な寂しさを描く表現力こそ、イエモンの真骨頂だと思います。

それを堪能できるのが、本作『HOTEL宇宙船』ではないでしょうか。

Amazonで試聴できます。

『HOTEL宇宙船』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】MALICE MIZER/月下の夜想曲

今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。 音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そ …

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/Naked Story

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 丁寧に作りこまれたポップソングが『GARNET …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Father

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新 …

【個別楽曲レビュー】LUNA SEA/RECALL

2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。 90年代後半はソロで大成したRYUICHIこと『河村隆一』のインパクトが良くも悪くもバンド …

【個別楽曲レビュー】hide/D.O.D. [DRINK OR DIE]

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。