キラキラしたかわいい女の子ではなく(失礼)、もっと素の女の子をシンプルなバンドサウンドで表現してきた『チャットモンチー』!
気づけば、数多く存在する部活動的雰囲気を持った現代ガールズバンドの元祖とも言える立ち位置になっています。
そんな『チャットモンチー』も、メンバー脱退を経てギターボーカルとベースの二人になり、すでにメジャーデビューから10年以上が経過しています。もはや、ガールズバンドという括りではおさまりきらないバンドなのではないでしょうか。
今回は、『ハナノユメ』レビューです。
※『チャットモンチー』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/チャットモンチー
『ハナノユメ』の全体概要
基本情報
アーティスト | チャットモンチー |
曲名 | ハナノユメ |
演奏時間 | 3:36 |
作詞 | 高橋久美子 |
作曲 | 橋本絵莉子 |
編曲 | チャットモンチー |
途中で脱退してしまったドラム担当の高橋久美子が作詞しています。
『ハナノユメ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
chatmonchy has come | 1 |
耳鳴り | 4 |
チャットモンチー BEST〜2005-2011〜 | 1 |
BEST MONCHY 1 -Listening- (CD1) | 1 |
『耳鳴り』にはALBUM Mixで収録。
ミニアルバムに1回、オリジナルアルバムに1回、ベストアルバムに2回と数多くのアルバムに収録されており、『チャットモンチー』にとって思い入れのある1曲であることが伺えます。
※『ハナノユメ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
メジャーデビュー後最初の作品である『chatmonchy has come』の1曲目!
まさに『チャットモンチー』の魅力をギュッと詰めた1曲です!
橋本絵莉子のかわいらしい声と、歪んだギターでかき鳴らされるコード、うねるベース。シンプルだけど力強いバンドサウンドとかわいらしいボーカルのコンビネーションがかっこいい…!そりゃ後発に似たようなバンドが出てくるわけですよ。
小さい”っ”や母音に音を使わずメロディーに乗っける方法も、この『チャットモンチー』以降増えた印象がありますね。「すみっこ」という言葉を例にとると、「す・み・い・こ」と1音ずつ乗せるのではなく、「す・み・(休符)・こ」のように、小さい”っ”は休符で表現する感じです。後者のほうが元の日本語に近い発音ですし、音楽的にもリズミカルです。
本作『ハナノユメ』、とにかくかっこいいですね。原点回帰の意味を込めて、今一度聴いてみてはいかがでしょうか。
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『ハナノユメ』収録アルバムレビューリンク
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