個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】相対性理論/シンデレラ

投稿日:2018年1月21日 更新日:

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』!

実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。

最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した現在、当時の勢いを感じられていないというのが正直なところ。もう一度我々をざわつかせてくれる日を待っています。

今回は、『シンクロニシティーン』の1曲目『シンデレラ』のレビューです。

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

architecture

『シンデレラ』の全体概要

基本情報

アーティスト相対性理論
曲名シンデレラ
演奏時間3:19
作詞真部脩一
作曲真部脩一
編曲?

『シンデレラ』収録アルバム

アルバム名トラック#
シンクロニシティーン1

『シンクロニシティーン』の1曲目に収録されています。

※『シンデレラ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

童話で有名な作品の名前をそのまま曲名に持った来た本作『シンデレラ』。

ただ、楽曲の主人公(視点)は”シンデレラ側”ではなく、“魔法使い側”になっているようです。魔法でカボチャの馬車やドレスを用意する人、あの人がシンデレラに対して語りかけるような内容に読めます。

“私は魔法使い~”というような自己紹介はありませんが、シンデレラに対してお城へ行くよう促しているので、魔法使いのポジションがおそらくこの楽曲の視点になっているものと思います。

しかし、これは『相対性理論』の楽曲。皆さんの知っているシンデレラのお話そのままではありません。

なんと、カボチャの馬車ではなく、バイクでお城へ向かっているとのこと。しかも、歌詞中にてしっかり車種まで教えてくれています。「ボンネビル」というバイクらしいです。どうやら速いらしいです。

この「ボンネビル」の後部にシンデレラを乗せ、お城へ向かっているのですが、運転手(これがおそらく童話でいうところの魔法使い)は「ボンネビル」の自慢ばかりしています

というか、この『シンデレラ』という楽曲のサビは「ボンネビル」の魅力を語る言葉で埋め尽くされています。曲名自体を『シンデレラ』ではなく「ボンネビル」にしたほうがよかったんじゃないかってくらい 笑。

まぁ、このツッコミが来ることも計算した上で作られた楽曲かと思いますが。

しかし、これから王子に会う予定のある女性をバイクでお届けするのはいかがなものでしょうかね。せっかくセットした髪型も、ヘルメットをかぶると台無しになってしまいますから…。

Amazonで試聴できます。

『シンデレラ』収録アルバムレビューリンク

※『相対性理論』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/相対性理論

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/デジタルモグラ

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/見てないようで見てる

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活後も精力的に新作を発表してくれるのがとても嬉しいです。 テレビなんかでは、過去の名作を披露してくれることが時々ありますので …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/DIVE TO BLUE

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/ノーマルアタマ

2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。 以降、あまり良くないイ …

【個別楽曲レビュー】GLAY/Christmas Ring

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 ヒットソングだけを取り出してみれば、確かに耳馴染みの良い王道J-POPな楽曲で溢れていますが、ひとたび『GLAY』の …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。