個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】GLAY/HIT THE WORLD CHART!

投稿日:2018年2月7日 更新日:

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。

シングル、アルバムともにミリオンヒットを連発し、商業的な成功という意味においては、『GLAY』のデビューをプロデュースしたあのYOSHIKI率いる『X JAPAN』を超えたと言っても過言ではないでしょう。(もちろん、CDがたくさん売れた方が偉いとか、そういった話をつもりはないです。あくまで数字的な観点で。)

今回は、『GLAY』の楽曲、『HIT THE WORLD CHART!』のレビューです。

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

businessman

『HIT THE WORLD CHART!』の全体概要

基本情報

アーティストGLAY
曲名HIT THE WORLD CHART!
演奏時間5:29
作詞TAKURO
作曲TAKURO
編曲GLAY& 佐久間正英

『HIT THE WORLD CHART!』収録アルバム

アルバム名トラック#
BELOVED7

オリジナルアルバム『BELOVED』の7曲目に収録。

※『HIT THE WORLD CHART!』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

『GLAY』の遊び心に溢れた1曲、『HIT THE WORLD CHART!』。

いや、遊び心というか、ある種このバンドのダークサイド部分と言ってもいいかもしれません。弱音アリ、愚痴アリな歌詞になっています。ただ、サビは強引なくらいにポジティブ!

自暴自棄なポジティブソングとでも呼びましょうか 笑。

そんな本作『HIT THE WORLD CHART!』、優しい楽曲が多いアルバム『BELOVED』の中では、少々浮いた印象がありますね。この味の変わりっぷりは、アルバム中盤のアクセントと好意的に捉えることもできるかもしれませんが…。

ただ、『BELOVED』は本気の名曲だらけなので、その流れのまま、『HIT THE WORLD CHART!』に代わりに別の名曲が入っていたらなぁなんて思ってしまうのも事実。もしそうだったら、完全に隙の無い名アルバムが完成するのになって 笑。

とは言え、名曲だけの入ったバラードベストよりは『BELOVED』の方を結局ヘビロテしちゃうんですよね。各楽曲の完成度、1曲当たりの平均値だけで見れば、確実にバラードベストの方が高いはずなのに。

単体で聴くと、正直ピンとこない『HIT THE WORLD CHART!』ですが、アルバムを通して聴いたとき、『BELOVED』をヘビロテさせる何かを持っているのかもしれません。

音楽って、奥深いですね…。

『HIT THE WORLD CHART!』収録アルバムレビューリンク

※『GLAY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/GLAY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】GARNET CROW/恋することしか出来ないみたいに

2013年、惜しまれながらも解散した『GARNET CROW』。 女性のボーカルとキーボード、男性のギターとキーボードという4人構成で活動していました。 メンバーが楽曲制作に携わる場合、ボーカルが作詞 …

【個別楽曲レビュー】GLAY/生きがい

90年代後半、音楽業界の様々な記録を塗り替えていったモンスターバンド『GLAY』。 デビューから20年以上経つベテランバンドですが、長寿バンドに付きものの”メンバー間の確執”と …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/micro stress

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダ …

【個別楽曲レビュー】hide/SCANNER

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …

【個別楽曲レビュー】hide/A STORY

伝説のミュージシャン…その言葉が最も似合う日本人は、やはり『hide』ではないでしょうか。 カリスマバンド『X JAPAN』のギタリストというポジション、トレードマークの赤髪、ズバ抜けたセンス、そして …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。