2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
再始動前の2009年、『LUNA SEA』のリードギターを担当するSUGIZOがHIDEの後継として『X JAPAN』に加入したことも大きな話題になりました。ヴィジュアル系の歴史を作った2大バンド両方に席を持つって、冷静に考えるとすごいことです。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『FAKE』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
『FAKE』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | FAKE |
演奏時間 | 3:12 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
アルバム『MOTHER』収録曲の中で最も演奏時間が短い楽曲。
『FAKE』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
MOTHER | 8 |
オリジナルアルバム『MOTHER』の8曲目に収録。
※『FAKE』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
クリーントーンのアルペジオと歪んだギターのコントラストが美しい楽曲、『FAKE』。
いかにも『LUNA SEA』って感じのバンドサウンドなのですが、アルバム『MOTHER』の収録順では本作『FAKE』の後に『TRUE BLUE』が続くんですよね。
この『TRUE BLUE』もクリーントーンと歪んだギターで音作りがなされていて、聴き心地的に『FAKE』と『TRUE BLUE』がけっこう似ているんです(少なくとも私は)。
しかも、正直なところ『TRUE BLUE』の方が完成度が高いという…。
アルバム『MOTHER』自体も完成度が高く、一般的な評価も高い作品だと思いますが、この『FAKE』→『TRUE BLUE』の流れだけはもう少しなんとかしてあげられなかったのかなと感じてしまいます。
これはあまりにも『FAKE』が不憫な立ち位置ではなかろうかと。
…まぁ、そう感じてるのはきっと私だけでしょう 笑。
本作の曲名『FAKE』、日本語でもそのままの英語発音で”フェイク”と使われる単語です。意味は”偽り”というところですかね。曲中でもその意味で使われています。
『FAKE』の厭世的な歌詞が、同じくアルバム『MOTHER』収録の『CIVILIZE』を思い起こさせます。当時はこういったテーマが『LUNA SEA』サイドで流行っていたのかもしれません。
曲名つながりで一つどうでもいい話。
『LUNA SEA』のインディーズアルバム『LUNA SEA』の1曲目に『FATE』という名前の楽曲が収録されています。本作『FAKE』と1文字違いで非常に似た見た目をしていますが、『FATE』と『FAKE』は特に何のつながりもありません 笑。
カラオケで選曲するときに間違えないように気を付けなきゃいけないくらいです 笑。
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『FAKE』収録アルバムレビューリンク
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