日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』!
かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhydeの美貌によるカリスマ的な影響力もすごいものがありますが。
今回は『Fare Well』の個別楽曲レビューです。
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel
『Fare Well』の全体概要
基本情報
アーティスト | L’Arc〜en〜Ciel |
曲名 | Fare Well |
演奏時間 | 4:57 |
作詞 | hyde |
作曲 | ken |
編曲 | L’Arc〜en〜Ciel & Haruo Togashi |
本作『Fare Well』の編曲に携わっているHaruo Togashiは、他にもアルバム『True』の#10 『Dearest Love』の編曲に携わっています。
『Fare Well』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
True | 1 |
オリジナルアルバム『True』の1曲目に収録。
※『Fare Well』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『Fare Well』とは“送別”の意味。”別れ”を意味する少し固めな表現です。
アルバム『True』の1曲目に配置されていますが、初っ端から”さようなら”を意味する楽曲が出てくるということになります。なかなかおもしろい曲順ですよね。
そして本作『Fare Well』、スローテンポで壮大なバラードになっています。これもアルバム1曲目に配置するにしては珍しい曲調ではないでしょうか。
アルバム1曲目はリスナーのテンションを上げる役割がありますからね。
聴き手に対して10曲前後をこれから聴かせるだけのモチベーションを持ってもらうといいますか、アルバム1曲目にはそういう役割があると思うのです。
そういう観点で見ると、1曲目にバラード配置って結構挑戦的だと思いません?
バラードでリスナーを飽きさせず、しっかり聴ききらせるという自信が無いとなかなかできないんじゃないかと。
ただ、そこは『L’Arc〜en〜Ciel』。単なる退屈なバラードではありません。
スローテンポで壮大ではあるのですが、のろのろしたストリングスのような、ズシッとくる”重さ”は無いのです。”壮大”という言葉とは矛盾するようですが、本作『Fare Well』はサラッと聴けるんですよね。
アルバムの1曲目に配置しても間違いのないバラードという、なかなかに挑戦的な楽曲です。
Amazonで試聴できます。
『Fare Well』収録アルバムレビューリンク
※『L’Arc〜en〜Ciel』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/L’Arc〜en〜Ciel