今や芸能人格付けチェックの常連というイメージが強い『GACKT』。その『GACKT』が在籍していたバンドが『MALICE MIZER』です。
音楽業界の中でも異端な扱いを受けがちなV系バンドですが、そんなV系バンドの中でも”魅せ方”という点で特に異端な存在を放っていたのが『MALICE MIZER』。度重なるメンバー入れ替えの末、2001年に活動を休止しました。
今回は『〜de merveilles』の個別楽曲レビューです。
※『MALICE MIZER』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/MALICE MIZER
『〜de merveilles』の全体概要
基本情報
アーティスト | MALICE MIZER |
曲名 | 〜de merveilles |
演奏時間 | 1:06 |
作詞 | – |
作曲 | Mana |
編曲 | MALICE MIZER |
演奏時間1分程度のインスト楽曲。アルバム『merveilles』収録曲の中で最も演奏時間が短い楽曲が本作『〜de merveilles』です。
『〜de merveilles』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
merveilles | 1 |
オリジナルアルバム『merveilles』の1曲目に収録。
※『〜de merveilles』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
サウンドエフェクトをふんだんに盛り込んだインスト楽曲。
『MALICE MIZER』のメジャー1stアルバムの記念すべき1曲目はリーダーMana様作曲の楽曲で幕開けることとなります。
…しかし、“作曲”ってなんなんだろうな…なんて思ってしまいますね。本作『〜de merveilles』を聴いていると。
ドアが開閉する音とか電話の呼び出し音とか、そういった効果音がこの楽曲の主な要素になっているのです。そんな楽曲を作る上での作業って、”効果音の選択”と”効果音の配置”なんだと思うんですが、それって作曲と呼んでいいのか…という疑問が湧くわけです。
編曲というカテゴリならまだ納得できるんですけども。
本作『〜de merveilles』は上述のような効果音が主な役割を担っているわけですが、バックでうっすらとオルガン的な音がコードを鳴らしています。
ですので、ここの部分を作ることを作曲と呼んでるのかもしれません。
まぁ、それはさておき、本作『〜de merveilles』、アルバム『merveilles』の1曲目としては十分おもしろい仕事をしていると思います。
『〜de merveilles』で不穏な効果音を1分流した後、間髪入れずに美しい2曲目の『Syunikiss〜二度目の哀悼〜』へつながる流れは素敵です!
『〜de merveilles』収録アルバムレビューリンク
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