宗教的なカリスマ性と中毒性のある歌詞・サウンドで多大な信者を生み出したバンド『PIERROT』。
2006年突如解散してしまいましたが、最近になってライブを開催してみたりファンクラブを再始動させたりと、復活の香りを感じる出来事に再始動を期待してしまいますね。
今回は、『PIERROT』の楽曲、『「天と地」と「0と1」と』のレビューです。
※『PIERROT』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PIERROT
『「天と地」と「0と1」と』の全体概要
基本情報
アーティスト | PIERROT |
曲名 | 「天と地」と「0と1」と |
演奏時間 | 5:50 |
作詞 | キリト |
作曲 | キリト |
編曲 | Pierrot |
“と”がいっぱい出てくる曲名。
『「天と地」と「0と1」と』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
パンドラの匣 | 10 |
インディーズアルバム『パンドラの匣』の10曲目に収録。
本作『「天と地」と「0と1」と』がアルバム『パンドラの匣』の最終トラックになります。
※『「天と地」と「0と1」と』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
本作『「天と地」と「0と1」と』、これは…ターミネーター的世界観、つまり、人間vs人工知能の楽曲と私は解釈していますが…どうでしょう。
楽曲の冒頭に出てくる「小さな武器」、これはきっと”核兵器”を指していると思われます。「雨粒」が「凶器になる」という表現がありますが、これは俗にいう”黒い雨”のことではないでしょうか。核兵器投下後に降る放射性物質を含んだ雨のことで、人体にとっては文字通り「凶器」の「雨」です。
そして曲名にもついている「0と1」という言葉。これはデジタル信号を意味しているはずです。まぁ、よくある普通の表現ですよね。
ただ、この「0と1」という言葉の前に「意志を持ち始めた」という形容がつく、そんなフレーズが出てくるのです。これが冒頭に述べた“人工知能”を意味するところだと思うのです。
そんな”人工知能”によって、「天と地」が「統一」される…と。
「天と地」が「統一」されるって、どういうことでしょうかね。あくまで私の考えですが、“どこが天でどこが地面かわからないくらいめちゃめちゃに破壊される”ことを「天と地」の「統一」と表現しているのではないかなと思っています。
これは楽曲の冒頭に現れた「小さな武器」、つまり、”核兵器”からの連想です。
本作『「天と地」と「0と1」と』、以上のことをまとめると次のように言えるのではないでしょうか。
“人工知能によって核兵器を投下される様子を描いた楽曲”
うん、やっぱりターミネーターの世界観ですね 笑。
『「天と地」と「0と1」と』収録アルバムレビューリンク
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