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【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/悲しきASIAN BOY

投稿日:2017年4月8日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!!

復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていってほしいです。

一見ふざけているようで、でも実は芯を捉えた歌詞も魅力の一つですね。下手にかっこつけてない言葉だからこそ、胸にとっても響きます。

今回は、『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』の1曲目、『悲しきASIAN BOY』のレビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

sakura

『悲しきASIAN BOY』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名悲しきASIAN BOY
演奏時間4:37
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉
編曲THE YELLOW MONKEY

3rdシングル。

『悲しきASIAN BOY』収録アルバム

アルバム名トラック#
jaguar hard pain 1944〜19949
TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (act II)1
THE YELLOW MONKEY SINGLE COLLECTION3
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 2)9
イエモン-FAN’S BEST SELECTION-1
THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST1

オリジナルアルバム『jaguar hard pain 1944〜1994』の9曲目に収録。

それ以外は全てベストアルバムです。こうやって見ると、『悲しきASIAN BOY』はベストアルバムの常連だとわかりますね。

※『悲しきASIAN BOY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

ボーカル「吉井和哉」の”イエーイ“で始まるハイテンションな1曲、『悲しきASIAN BOY』

…でも、本作『悲しきASIAN BOY』、戦争に向かう少年の歌だと思って聴いています。

Aメロでは戦場へ向かう決意を、サビでは「でも…」と、やり残したことへの思いを言葉にしているのではないでしょうか。

その”決意”と”でも”が曲の進行に合わせて行ったり来たりしていて、この往復が“生きることへの未練”や”覚悟した死への迷い”を表現しているようにも思えます。

また、「桜」や「散る」という言葉をサビに使って、短い言葉の中に『悲しきASIAN BOY』な世界観を色付けしている点も、芸が細かいですね。

悲壮の中に美しさを描き出す吉井和哉のセンスに脱帽です…!

サウンド的には、イントロ~Aメロまではベースとギター中心ですが、サビから入ってくるストリングスが気持ちを盛り上げてくれます。

本作『悲しきASIAN BOY』、ハイテンションな曲なのに、切ない気持ちにもなってしまう、とっても素敵な曲です!

…そんな世界観を描きながら、間奏で聴こえる女性コーラスがガチャピンの声に聴こえてしまい、気になっています。これは自分だけでしょうか。。。

『悲しきASIAN BOY』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

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執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。