2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!!
復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていってほしいです。
一見ふざけているようで、でも実は芯を捉えた歌詞も魅力の一つですね。下手にかっこつけてない言葉だからこそ、胸にとっても響きます。
今回は、『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』の1曲目、『悲しきASIAN BOY』のレビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『悲しきASIAN BOY』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | 悲しきASIAN BOY |
演奏時間 | 4:37 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE YELLOW MONKEY |
3rdシングル。
『悲しきASIAN BOY』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
jaguar hard pain 1944〜1994 | 9 |
TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (act II) | 1 |
THE YELLOW MONKEY SINGLE COLLECTION | 3 |
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 2) | 9 |
イエモン-FAN’S BEST SELECTION- | 1 |
THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST | 1 |
オリジナルアルバム『jaguar hard pain 1944〜1994』の9曲目に収録。
それ以外は全てベストアルバムです。こうやって見ると、『悲しきASIAN BOY』はベストアルバムの常連だとわかりますね。
※『悲しきASIAN BOY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
ボーカル「吉井和哉」の”イエーイ“で始まるハイテンションな1曲、『悲しきASIAN BOY』
…でも、本作『悲しきASIAN BOY』、戦争に向かう少年の歌だと思って聴いています。
Aメロでは戦場へ向かう決意を、サビでは「でも…」と、やり残したことへの思いを言葉にしているのではないでしょうか。
その”決意”と”でも”が曲の進行に合わせて行ったり来たりしていて、この往復が“生きることへの未練”や”覚悟した死への迷い”を表現しているようにも思えます。
また、「桜」や「散る」という言葉をサビに使って、短い言葉の中に『悲しきASIAN BOY』な世界観を色付けしている点も、芸が細かいですね。
悲壮の中に美しさを描き出す吉井和哉のセンスに脱帽です…!
サウンド的には、イントロ~Aメロまではベースとギター中心ですが、サビから入ってくるストリングスが気持ちを盛り上げてくれます。
本作『悲しきASIAN BOY』、ハイテンションな曲なのに、切ない気持ちにもなってしまう、とっても素敵な曲です!
…そんな世界観を描きながら、間奏で聴こえる女性コーラスがガチャピンの声に聴こえてしまい、気になっています。これは自分だけでしょうか。。。
『悲しきASIAN BOY』収録アルバムレビューリンク
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