2000年に終幕をし、長らく伝説のバンドとなっていましたが、2010年に活動を再開した『LUNA SEA』。
後世に与えた音楽的影響度もさることながら、ファンのことを“SLAVE”と呼称し、”バンドとファンが作り上げる閉鎖的空間”というヴィジュアル系独特の文化を創り出したのも『LUNA SEA』が先駆けだったのではないでしょうか。
今回は、『LUNA SEA』の楽曲、『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』のレビューです。
※『LUNA SEA』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/LUNA SEA
目次
『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』の全体概要
基本情報
アーティスト | LUNA SEA |
曲名 | IN MY DREAM (WITH SHIVER) |
演奏時間 | 5:14 |
作詞 | LUNA SEA |
作曲 | LUNA SEA |
編曲 | LUNA SEA |
2ndシングル。メジャー2ndアルバム『EDEN』からシングルカット。
本作『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』にて初めてオリコンシングルチャートTOP10入りを果たします。
『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
EDEN | 7 |
SINGLES (Disc 1) | 2 |
LUNA SEA COMPLETE BEST (Disc 1) | 2 |
LUNA SEA 25th Anniversary Ultimate Best -THE ONE- (DISC 1) | 7 |
オリジナルアルバム『EDEN』の7曲目に収録。
※『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
なんというか…不思議な楽曲。
本作『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』、『LUNA SEA』の楽曲なのは間違いないんですけど、どこに『LUNA SEA』らしさがあるのかというと、ちょっと答えに窮する部分があるんですよね。
攻撃的な楽曲というわけではなく、どちらかと言えばポップな部類に入るのでしょうけど、サビでガツンと盛り上がるようなJ-POP的なポップさがあるわけでもありません。
あえて言えば、”サビがどこかというのははっきりわかるけど、サビに頼り過ぎた構成になっていない”というのが本作『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』の持つ『LUNA SEA』らしい部分なのかもしれません。
本作『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』の特徴を挙げるとすると、やはりベースではないでしょうか。高音フレーズでうねうね動き回るベースがまさにこの楽曲の主役と言っても過言ではないほど。
イントロひとつとっても、ベースが唯一メロディーを担当しているような聴き心地です。
それでいて、サビに入ったとたんにいきなりシンプルにリズムを刻みだすというのも、楽曲にメリハリが出ておもしろいですね。
本作『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』、シングル楽曲にしてはけっこう実験的なことをしている作品だと思います。
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『IN MY DREAM (WITH SHIVER)』収録アルバムレビューリンク
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