個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】黒夢/CANDY

投稿日:2018年11月11日 更新日:

ボーカルとベースの二人組という珍しい組み合わせのバンド、『黒夢』。

ヴィジュアル系にカテゴライズされるイメージがありますが、その音楽性はアルバムをリリースする度にガラッと変わっており、一つのジャンルで括ることはなかなかに難しいバンドです。

今回は、『黒夢』の楽曲、『CANDY』のレビューです。

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

candy

『CANDY』の全体概要

基本情報

アーティスト黒夢
曲名CANDY
演奏時間2:52
作詞清春
作曲清春
編曲黒夢 & 土方隆行

『CANDY』収録アルバム

アルバム名トラック#
CORKSCREW5

メジャー6thアルバム『CORKSCREW』の5曲目に収録。

※『CANDY』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

一見するとかわいらしいイメージを持つ『CANDY』という言葉。そんな言葉が曲名についているとなると、内容はさぞかしポップで甘々なのでは…と思ってしまいそうです。

…が、本作『CANDY』、『黒夢』というバンドの超絶攻撃的アルバム『CORKSCREW』の収録曲なのです。

ということで、本作『CANDY』、曲名のイメージとは裏腹に、『CORKSCREW』収録曲らしくパンクでノリノリな楽曲になっています。

『CANDY』という言葉の持つ、甘ったるいイメージを逆手に取って皮肉を込めた形で、このタイトルが付けられているのでしょうね。

しかし、本作『CANDY』、非常に高速(おそらくBPM200以上)な上に裏拍にスネアを当ててリズムを刻んでいますので、私のようなリズム感の無い人間が聴くと、裏拍と表拍がひっくり返って聴こえてしまうことが多々あります

つまり、裏で打っているスネアの音が、なんだか表を打っているのように聴こえてきてしまうんですね。本来は”ン“なのに、”ン”と刻んでいるように聴こえてしまうというわけです。

決して、”聴きづらい”等という話で本作『CANDY』の感想を結論付けたいわけではありません。リズム感の無い私が悪いだけですから。

ただ、日本人は、概して裏拍が苦手だと聞いたことがあります。

その理由の詳しいところは知りませんが、日本などのような農耕民族は裏拍が苦手で、欧米などの狩猟民族は裏拍が得意らしいです。そういう研究結果(?)を信じるならば、本作『CANDY』を聴いて私のように裏拍と表迫がひっくり返ってしまう人って、日本人の中にはけっこういるのではないでしょうか?

この記事を読んでいる人の中にも裏表がひっくり返る人がいるかもしれません。

もし、いたとしたら…安心してください!

私もひっくり返りますよ 笑!

Amazonで試聴できます。

『CANDY』収録アルバムレビューリンク

※『黒夢』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/黒夢

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】相対性理論/気になるあの娘

2000年代後半、一部の世間をざわつかせた(?)不思議系おしゃれバンド『相対性理論』! 実験的な言葉選びとアレンジが非常に個性的です。 最初のミニアルバム『シフォン主義』の発表から10年以上が経過した …

【個別楽曲レビュー】ゲスの極み乙女。/猟奇的なキスを私にして

ギターボーカル担当の川谷絵音の不倫だったり、ドラム担当のほな・いこかが「さとうほなみ」名義で女優デビューしたりと、音楽面よりメンバーの素行が注目されてしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』 注目のされ方 …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Pray

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。 2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/MORALITY SLAVE

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! ギラギラした妖しい容姿、歌謡曲風の曲調、核心を突いた歌詞…そのどれもが絶妙なバランスの上に成り立つ唯一無二のバンドです。 一度 …

【個別楽曲レビュー】the brilliant green/Ash Like Snow

『the brilliant green』はもっと評価されるべき!! UKロック風のバンドサウンドとアンニュイなのにメルヘン感のある川瀬智子のボーカルの絶妙な組み合わせは唯一無二です! そんな『the …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。