個別楽曲レビュー

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/JAM

投稿日:2017年4月22日 更新日:

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!

流行りに左右されない、媚びないロックサウンドが大好きです!!

復活してからも、変わらずにギラギラした妖しいロックを奏でていってほしいです。

一見ふざけているようで、でも実は芯を捉えた歌詞も魅力の一つですね。下手にかっこつけてない言葉だからこそ、胸にとっても響きます。

今回は、『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』の15曲目、『JAM』のレビューです。

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

jam

『JAM』の全体概要

基本情報

アーティストTHE YELLOW MONKEY
曲名JAM
演奏時間5:20
作詞吉井和哉
作曲吉井和哉
編曲THE YELLOW MONKEY

9thシングル。

長い曲という印象がありましたが、5分台の曲でした。聴いていると6分くらいの感覚があります。

『JAM』収録アルバム

アルバム名トラック#
TRIAD YEARS THE VERY BEST OF THE YELLOW MONKEY (act I)14
THE YELLOW MONKEY SINGLE COLLECTION9
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (Disc 1)13
イエモン-FAN’S BEST SELECTION-15
THE YELLOW MONKEY IS HERE. NEW BEST15

オリジナルアルバムには未収録。

偶然でしょうが、『JAM』はアルバムの後半に位置することが多いですね。

『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』の楽曲投票では堂々の第2位でした。

※『JAM』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。

レビュー

本作『JAM』、『THE YELLOW MONKEY』の中でも1位、2位を争う知名度を持つ曲ではないでしょうか。

『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』の楽曲投票でも2位を獲得していますが、個人的にはこの『JAM』が1位を獲得するだろうと予想していました。

この曲の印象を一言で表すのならば、皮肉を込めたラブソングです。

世界に充満する矛盾した暗黙の了解へ石を投げながら、愛を歌っています。実に『THE YELLOW MONKEY』らしいです。

特に最後のサビの「外国で…」以降は『THE YELLOW MONKEY』史上最高に圧巻の皮肉が歌われています。この曲で一番印象に残るフレーズではないでしょうか。

ただ、歌詞の個性が強すぎて、カラオケなんかで選曲するのは、ちょっと躊躇してしまう自分がいます…。歌い終わった後、何とも言えない空気が流れてしまいそうで。この世界観に心の底から共感していないと、自信を持って歌えないですね。

そんな強烈な世界観を持つ『JAM』、聴いたことがなければぜひフルで聴いてみてほしいです。

“『JAM』ってタイトルはそういう意味だったのね”っていう気付きも得られるはずです。

『JAM』収録アルバムレビューリンク

※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY

-個別楽曲レビュー
-,

執筆者:


comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

関連記事

【個別楽曲レビュー】X JAPAN/White Wind From Mr.Martin ~Pata’s Nap~

日本の音楽史を語る上で絶対に外すのことのできないバンド、『X JAPAN』。 YOSHIKI、Toshl、HIDEといったメンバーひとりひとりが持つ物語、バンドが歩んだ歴史、そして多くのロックキッズを …

【個別楽曲レビュー】THE YELLOW MONKEY/Four Seasons

2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!! 復活したものの、特に目立った活動もなく再休止するバンドもある中、イエモンこと『THE YELLOW MONKEY』は精力的に新 …

【個別楽曲レビュー】JUDY AND MARY/ラッキープール

女性ボーカルに男性楽器隊という編成で平成の日本音楽史に数々のヒットソングを送り込んだバンド『JUDY AND MARY』。 1993年のメジャーデビュー後、6枚のオリジナルアルバムを残して2001年に …

【個別楽曲レビュー】Every Little Thing/Who cries for me? (Pray Reprise)

J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。 1996年にデビューし、2016年に20周年を迎えました。 2000年前後ほどの派手なヒットはありませんが …

【個別楽曲レビュー】L’Arc〜en〜Ciel/Wind of Gold

日本を代表する説明不要のロックバンド、『L’Arc〜en〜Ciel』! かっこいい楽曲に加え、時々垣間見られるちょっとした遊び心が長い人気の秘訣ではないでしょうか。もちろん、ボーカルhyd …


執筆者:キャスター
中高生の頃、中古のCD屋巡りばっかりやってました。そんなアラサー会社員キャスターによる音楽レビューブログ。 昔趣味で曲作りをやっていたので、音楽制作者に敬意を払って1曲1曲丁寧に記事を書いていきます。