2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。
とは言え、有名人が不倫騒動を起こすと未だに“ゲス不倫”などと呼ばれる辺り、世間に対して名を残すということには成功しているのかもしれません(?)
今回は、『キラーボール』の個別楽曲レビューです。
※『ゲスの極み乙女。』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/ゲスの極み乙女。
『キラーボール』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | キラーボール |
演奏時間 | 4:49 |
作詞 | MC.K |
作曲 | MC.K |
編曲 | ? |
作詞作曲のMC.Kは川谷絵音の別名。
『キラーボール』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
踊れないなら、ゲスになってしまえよ | 1 |
『ゲスの極み乙女。』2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の1曲目に収録。
※『キラーボール』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
おそらく”ミラーボール”をもじって付けられたであろう曲名の『キラーボール』。
本作『キラーボール』が収録されているアルバム名が『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』ですので、”ミラーボール”とはダンス繋がりといったところでしょうかね。
本作『キラーボール』、とにかくおしゃれなピアノがかっこいいです!
リズム面でもコード面でも、本作『キラーボール』におけるピアノの役割は大きいですね。楽曲中盤でいきなり差し込まれるショパンの”幻想即興曲”もおしゃれさに拍車をかけています。
それでいて、決してお高く留まっているわけでなく、しっかりと地に足の着いたポップミュージックに仕上がっているところがこのバンドのすごいところです。
この辺りは、やはり優れたバランス感覚を持っているということなんでしょうかね。
正直、初めて聴いたときは楽曲中盤のセリフパートが恥ずかしくて受け入れられなかったのですが、何度か聴いていくうちにこれも高貴なバンドサウンドをポップ寄りに中和する働きをしているような気がしてきて、アリなんじゃないかと思えてくるのです。
また、バンドの楽曲にしては珍しく、ギターが使われていないのも特徴ですね。その代わりといいますか、ベースソロを随所で聴くことができます。
これもいちいちかっこいい!
個人的には『ゲスの極み乙女。』の良さは鍵盤とベースにあると思っていますので、そのどちらもを楽しめる本作『キラーボール』に私がドハマりしてしまったのは必然と言えるでしょう 笑。
『キラーボール』収録アルバムレビューリンク
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