2014年メジャーデビューの後、2015年に紅白歌合戦へ出演と、国民的なバンドへ成長していた矢先、例の不倫事件で世間のイメージが急降下してしまったバンド、『ゲスの極み乙女。』。
とは言え、有名人が不倫騒動を起こすと未だに“ゲス不倫”などと呼ばれる辺り、世間に対して名を残すということには成功しているのかもしれません(?)
今回は、『餅ガール』の個別楽曲レビューです。
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『餅ガール』の全体概要
基本情報
アーティスト | ゲスの極み乙女。 |
曲名 | 餅ガール |
演奏時間 | 3:44 |
作詞 | MC.K |
作曲 | MC.K |
編曲 | ? |
作詞作曲のMC.Kは川谷絵音の別名。
『餅ガール』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
踊れないなら、ゲスになってしまえよ | 2 |
『ゲスの極み乙女。』2ndミニアルバム『踊れないなら、ゲスになってしまえよ』の2曲目に収録。
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レビュー
“森ガール”ならぬ『餅ガール』という、新しい造語を生み出した作品。
一見ふざけたタイトルのついた作品ですが、楽曲は非常に複雑な構成をしています。特に、1番のサビが終わって2番のサビが始まるまでの間はなかなかにカオスな展開。
この曲調が唐突にぐるぐる変わっていく感じ、『ゲスの極み乙女。』らしいとも言えばそうなんですけども。
そんな『餅ガール』ですが、サビはキャッチーで覚えやすいです。「ナイチンゲール」、「晩餐会」といった、ポップスであまり使われない言葉だけどメロディーとの相性抜群なワード達が余計に印象的。
それ故に、サビだけ知っているからといってカラオケで歌おうとすると火傷しちゃうパターンですね。上述のカオス展開部分はしっかり予習していないと、まず歌えないと思います。
ところで、『餅ガール』の正体は「ナイチンゲール」ということでOKなんでしょうかね…。
イギリス人である「ナイチンゲール」は東アジアの食文化である「餅」とはきっと無縁の人生だったでしょうし、”ナイチンゲールは餅が好きだった”なんて言い伝えが残っているとは思えませんが…。
まぁ、野暮なことは考えず、『餅ガール』という不思議な言葉の組み合わせと、「ナイチンゲール」という語感のいいワードを楽しむのが吉ということなんでしょうね。「ナイチンゲール」ではなく、例えば”紫式部”なんかが歌詞に使われてたら、ここまでキャッチーなサビにはならなかったでしょうし。
なんだかんだ、このカオスな『餅ガール』という楽曲、私は好きです。
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