2016年、申年に復活を遂げた『THE YELLOW MONKEY』!!
大人の魅力を増して帰ってきてくれましたね!
これから出す新曲やアルバムがどんなものになるのか楽しみです。年齢的な深みが増すことで、必ずしやこれまでの名盤、名曲を超える作品を生み出していってくれることでしょう!
今回は、アルバム『8』の9曲目、『カナリヤ』レビューです。
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY
『カナリヤ』の全体概要
基本情報
アーティスト | THE YELLOW MONKEY |
曲名 | カナリヤ |
演奏時間 | 3:53 |
作詞 | 吉井和哉 |
作曲 | 吉井和哉 |
編曲 | THE SAINT & THE YELLOW MONKEY |
外部の方が編曲に携わっています。
『カナリヤ』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
8 | 9 |
THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST (DISC 1) | 10 |
アルバム『8』の9曲目に収録。
また、ベストアルバム『THE YELLOW MONKEY MOTHER OF ALL THE BEST』にも収録されています。
※『カナリヤ』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
非シングル曲にも名作がたくさんある『THE YELLOW MONKEY』ですが、本作『カナリヤ』もその一つです!ベストアルバムにも収録されているので、隠れた名作ってわけではないですね。堂々と正面からの名作です!
ファンの投票で収録曲を決める『イエモン-FAN’S BEST SELECTION-』には上位17曲に選ばれませんでしたが、例えここに選曲されていたとしてもおかしくない曲だと思います。
(実際、本作『カナリヤ』の投票結果は30位だったようです。イエモンの楽曲の層の厚さを改めて思い知ります)
『カナリヤ』を聴いて、まず耳に残るのはBメロの歌メロではないでしょうか。Bメロ出だしところです。
ロックな感じもあり、歌謡曲な雰囲気もあり、すごく特徴的なメロディーです。曲がここでグイッと盛りがるポイントにもなっていますね。
歌詞の方は非常に内向きな内容になっています。歌詞中に「あなた」という言葉が一度だけ出てきますが、あくまで自身の心情を語る上での補助的な役割での登場です。少なくとも、『カナリヤ』全体としては特定の「あなた」へ向けた歌ではないことが伝わります。
とにかく、自身の中のモヤモヤをぶつけた歌詞って感じですね。それがとても詩的で素敵。詩的と言っても、難しい単語を並べたわけじゃなくて、簡単な話し言葉で紡がれているのがイエモンらしくていいですよね。
シンプルなありふれた言葉に新たな生命を吹き込むのが名作だと思っています。そういう意味で、やはり『カナリヤ』は名作と言って過言ではないでしょう。
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『カナリヤ』収録アルバムレビューリンク
※『THE YELLOW MONKEY』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/THE YELLOW MONKEY