“楽器を持たないパンクバンド”がキャッチコピーのアイドルグループ『BiSH』。そのメンバーの一人であるアユニ・Dのソロプロジェクトが『PEDRO』です。
アイドルのソロとしては珍しくバンド形式になっており、アユニ・D本人がベースの演奏をしているのも特徴ですね(とうとう楽器を持ってしまった!)。
今回は、『PEDRO』のミニアルバム『zoozoosea』のレビューです。
※『PEDRO』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/PEDRO

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『zoozoosea』の全体概要
アーティスト | PEDRO |
アルバム名 | zoozoosea |
発売日 | 2018/9/19 |
収録曲数 | 7 |
演奏時間 | 25:41 |
『PEDRO』のデビューアルバム。
演奏時間はトータルで25:41。山手線で、東京・目白間くらいの時間です。演奏時間2分台~3分台の楽曲が大半を占めている、コンパクトな作品。
レビュー
『zoozoosea』の収録曲別お気に入り度
各収録曲のお気に入り度はこんな感じです。
# | 曲名 | お気に入り度 | |
1 | ゴミ屑ロンリネス | ★★★★★ | 5 |
2 | GALILEO | ★★★★★ | 5 |
3 | 自律神経出張中 | ★★★★★ | 5 |
4 | 甘くないトーキョー | ★★★★☆ | 4 |
5 | MAD DANCE | ★★★★☆ | 4 |
6 | ハッピーに生きてくれ | ★★★★☆ | 4 |
7 | うた | ★★★☆☆ | 3 |
前半3曲の流れが最高!
※『zoozoosea』収録曲ごとの個別楽曲レビューもしています。こちらからどうぞ。
『zoozoosea』全体の感想
アイドルグループ『BiSH』のアユニ・Dソロプロジェクトバンド『PEDRO』。そのデビューミニアルバムが本作『zoozoosea』です。
同じく『BiSH』のセントチヒロ・チッチとアイナ・ジ・エンドがそれぞれ1曲ずつ入ったシングルでデビューする中、こちらは7曲入りのミニアルバムで同日デビューと、まさに図々しい門出になりました 笑。
ただ、『PEDRO』のそんな図々しいデビューもちょっと理解できるかもしれません。
私はyoutubeで#3 『自律神経出張中』を聴いて『PEDRO』の存在を知ったのですが、この曲の作詞をアユニ・Dがしていると知ったとき、彼女は只物じゃないと感じました。
とにかくメロディーにハマる言葉の選び方とナンセンスな言葉の組み合わせが天才的。
それから、地の歌唱力という点では上述のセントチヒロ・チッチやアイナ・ジ・エンドの方に軍配があがるかもしれませんが、アユニ・Dのアイドルらしからぬ媚びてない歌い方もかっこいい!
かわいい顔に似合わず、歌詞を見ないと何を歌っているのかわからないくらいの巻き舌感がロックで素敵です。
アルバム『zoozoosea』においてはやはり#3 『自律神経出張中』が突出して中毒性がありますが、#1 『ゴミ屑ロンリネス』、#2 『GALILEO』もナンセンスな歌詞と激しいロックな曲調の組み合わせが私のツボでした。
アルバム前半でリスナーの耳をガッチリ掴む、中毒性のあるアルバムですね。
『zoozoosea』収録曲の個別楽曲レビューリンク
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