ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
今回は、『B’z』の個別楽曲、『Don’t Leave Me』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『Don’t Leave Me』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | Don’t Leave Me |
演奏時間 | 4:24 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
14thシングルのA面曲。数ある『B’z』のミリオンヒットシングルの一つ(売上枚数約144万枚)。
『Don’t Leave Me』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
The 7th Blues (DISC 2) | 1 |
B’z The Best “Pleasure” | 11 |
B’z The Best “ULTRA Treasure” (DISC 1) | 1 |
B’z The Best XXV 1988-1998 (DISC1) | 14 |
オリジナルアルバム『The 7th Blues』に収録。
ベストアルバムでは『B’z The Best “Pleasure”』に選出されているものの、その後リリースされた『B’z The Best “ULTRA Pleasure”』には収録されず。人気投票の末、『B’z The Best “ULTRA Treasure”』への収録は果たしました。
※『Don’t Leave Me』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
12thシングル『愛のままにわがままに 僕は君だけを傷つけない』、13thシングル『裸足の女神』と、ポップでキャッチーな楽曲でド級のヒットを飛ばしてきた『B’z』ですが、14thシングルの本作『Don’t Leave Me』は前2作とは曲調をガラッと変え、ブルース調のハードな楽曲を世に送り出しました。
商業的な成功の流れを断ち切ってしまう恐れもある、挑戦的なシングルだったと思うのですが、フタを開けてみれば本作『Don’t Leave Me』もしっかりミリオンヒット。恐るべし、『B’z』!
曲調という面で新しかった本作『Don’t Leave Me』ですが、歌詞の面でも過去最高にやさぐれています。11thシングルの『ZERO』も多少のやさぐれ感はありましたが、こちらはサビでスカッと割り切っていましたからね。曲名通り「ゼロがいい」って。
一方、本作『Don’t Leave Me』は解決策や救いの無いまま楽曲が終わってしまいます。ここまで堂々巡りに自らを責める楽曲は、数多ある『B’z』のシングル楽曲中でもかなり珍しいタイプではないでしょうか。
ただ、そんな行き場の無い閉塞感を感情的にぶつけるCメロのシャウトは本当にかっこいいです。この渾身のシャウトが本作『Don’t Leave Me』の一番の聴きどころだと思っています。
『Don’t Leave Me』収録アルバムレビューリンク
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