ボーカルの稲葉浩志とギターの松本孝弘による二人組ロックバンド『B’z』。
『B’z』に言及するからにはやはり避けて通れないのは数々の記録でしょう。その中でも日本におけるアーティスト・トータル・セールス(CD)が歴代1位という記録は最もインパクトのあるものではないでしょうか。
シンプルに、日本の歴史上最もCDを売り上げたアーティストが、この『B’z』というバンドなのです…!
CDという媒体自体が売れない時代になった今、この記録を塗り替えるアーティストが現れることはないかもしれませんね…。
今回は、『B’z』の個別楽曲、『RUN』のレビューです。
※『B’z』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/B’z
『RUN』の全体概要
基本情報
アーティスト | B’z |
曲名 | RUN |
演奏時間 | 3:53 |
作詞 | 稲葉浩志 |
作曲 | 松本孝弘 |
編曲 | 松本孝弘 & 明石昌夫 |
『RUN』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
RUN | 4 |
B’z The Best “Treasure” | 14 |
B’z The Best “ULTRA Treasure” (DISC 1) | 6 |
オリジナルアルバム『RUN』の4曲目に収録。
また、ベストアルバム『B’z The Best “Treasure”』には”-1998 style-“にて収録されています。
※『RUN』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
『B’z』の6thオリジナルアルバム『RUN』の表題曲が本作『RUN』。
投票で収録曲を決めたベストアルバム『B’z The Best “Treasure”』に選出されていることからわかる通り、非シングル曲ながら、かなりファン人気の高い楽曲です。
確かに、この軽快で耳残りのいい曲調はただのアルバム曲で留めておくにはもったいないくらいですよね。人気の高さも納得です。
また、本作『RUN』で使われている「俺たち」という一人称複数形の主語も、この楽曲の人気の秘訣ではないでしょうか。”自分たちも『B’z』の仲間の一員なんだ!”という共感意識を持ちながら聴けるのが、けっこう気持ちいいです。
ただ、この一人称複数形楽曲という観点で言えば、『RUN』より後に世に出た『Brotherhood』という楽曲に役目を譲っている感はあります。
『Brotherhood』はベストアルバム『B’z The Best “ULTRA Treasure”』の投票で1位を獲得するほど人気の高い楽曲です。
『Brotherhood』のほうが、よりリアルな日常に踏み込んだ重めの楽曲になっているため、『RUN』と同じ一人称複数形楽曲であっても、『Brotherhood』の方が高い共感度をファンから得られているのだと思います。
…ただ、確かに『Brotherhood』は名曲なのですが、一人称複数形楽曲というカテゴリで言えば、『Brotherhood』ほど深いことを考えずにサクッと消費できる本作『RUN』もやっぱりいいですよね。
結局のところ、こういう軽めの楽曲の方がヘビロテしがちだったりしません 笑?
『RUN』収録アルバムレビューリンク
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