J-POPのお手本のような楽曲を連発したユニット、『Every Little Thing』。
特に90年代後半の五十嵐充プロデュース時代の楽曲は、ビーイング系のバンドっぽいサウンドと小室ファミリーのダンスっぽいサウンドを見事に融合させた、ザ・J-POPでした。
当時のエイベックスはポスト小室哲哉として五十嵐充に期待していた部分があったと思います(おそらく)。
今回は、『Every Little Thing』の楽曲、『I’ll get over you』のレビューです。
※『Every Little Thing』に関するその他のアルバム/個別楽曲レビューはこちらからどうぞ: アーティスト索引/Every Little Thing
目次
『I’ll get over you』の全体概要
基本情報
アーティスト | Every Little Thing |
曲名 | I’ll get over you |
演奏時間 | 4:38 |
作詞 | 五十嵐充 |
作曲 | 五十嵐充 |
編曲 | 五十嵐充 |
『I’ll get over you』収録アルバム
アルバム名 | トラック# |
everlasting | 11 |
Every Ballad Songs | 7 |
1stアルバム『everlasting』の11曲目に収録。
また、バラードベストアルバムの『Every Ballad Songs』にも収録されています。
※『I’ll get over you』が収録されているアルバムのレビューもしています。こちらからどうぞ。
レビュー
メロディアスなバラード作品『I’ll get over you』。
アルバム『everlasting』には他にも『二人で時代を変えてみたい』というバラードが収録されていますが、聴き心地はかなり異なります。
『二人で時代を変えてみたい』はスローテンポでバックのオケも控えめな作りですが、本作『I’ll get over you』はギターとシンセがけっこう動き回っており、楽器隊がそれなりの存在感を示しています。“派手目なアレンジ”と言ってもいいかもしれません。
テンポもそれほど遅いわけではありませんし、初めて聴いたときはバラードというカテゴリーに分類されるとは思いませんでした。後に本作がバラードベストアルバムの『Every Ballad Songs』に収録されたことで”ああ、『I’ll get over you』ってバラードだったんだ”という感想を抱いたほどです。
また、『二人で時代を変えてみたい』は”現在進行形の愛”を歌っているのに対し、本作『I’ll get over you』は“終わってゆく愛”をテーマにしているという点でも対照的です。
ただ、『I’ll get over you』=”あなたを乗り越えていく”という曲名通り、未来に対しては前向きな気持ちを歌っているのが素敵ですね。
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『I’ll get over you』収録アルバムレビューリンク
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